2013-01-21
また逢おう
以前に通っていた養老にある船戸クリニック。
その院長が書いた本が手元にあります。
「また逢おう」 もういちど読み返してみました。
医者からもう治療法がないといわれ、病院から放り出された
患者さんたちとのふれあい、ガンに対する考え方など書かれてあります。
第一章に紹介されているのが61歳の乳がんの患者で、
やがて脊髄を圧迫するようになり半身不随にとか・・・
腰が痛いと言っているうちに咳がでだした48歳の学校の先生。
調べてみると肺ガン、肺以外にも多数の臓器にガンがすでに浸潤
家族の献身的な介護のすえに・・・
38歳のかたは直腸ガンで手術、でも3か月ほどで再発し、
自らの意思で今度は内臓臓器すべてを取り去る手術を受ける。
人口肛門、人口膀胱。それでも進行は止まらずに・・・
こんな症例に遭遇する確率は、ごく小さな確率かもしれません。
でも、だれの身に降りかかるかは分かりません。
そうなった時に、どう生きるか生きる意味をどう見つけるか、
一読の価値ありです。 「また逢おう」
読めば、どの選択をしても正解だと感じることでしょう。
治療を受けるという選択も、途中で止めるという選択も、
人間には考える、信じるというパワーが最後まで残っています。
あまり、ネガティブな話題を続けると
ひきこまれるから良くないということで、もう触れません。
2013-01-20
治療を断わった理由をくどくどと
昨日も書きましたが、わたしの周囲にいるガン患者の
ほとんどの人が治療の甲斐なくして早くに旅立たれている
という経験をしているからでもあります。
病気について、治療法について、しっかり調べました。
熟慮した上での判断だったのは間違いありません。
昨日は久しぶりに出会った知人(62歳)と話しをした際に、
以前に奥様を乳がんでなくされていることは知っていたので
なにげなくそのときの様子を尋ねてみました。
「奥様が亡くなられたのは何年前だったですかね?」
「6年ほど前だったかな」
「最初にガンが判ったのは、その前ですね?」
「最初にガンが判ってから1年半だったかな」
「そうすると、最初から手遅れだったの?」
「最初はステージ2だったけど、そのうちステージ4になり」
「手術は受けたのだけど、うまくいかなかったね」
「どこの病院?」 というのが最後の質問です。
乳がんは治療によって5年生存率は80%だと書かれた本もあります。
私の知人にも患っても普通に生活しておられる方がいっぱいおり、
葬儀があったときだけ、ガンであることを知るのかもしれません。
2013-01-19
新しい不安
最初に標準治療を断わったのは正しい判断だったのかという不安が起きる。
こんな人もいるんですねという新聞記事を目にしたからです。
治療を経て10年が過ぎたころに猛烈な腹部の痛みに襲われ、
検査したところ腸間膜へ転移していることがわかった。
さらに強力な抗がん剤を使い悪性リンパ腫は治癒、ガンは消えた。
でもすぐに直腸ガンが見つかり、今度は手術を受ける。
さらに前立腺ガンがみつかり、ホルモン療法と放射線治療を受ける。
2006年には下咽頭ガンが見つかり、手術を受ける。
医師を信じ、どんなに苦しくとも治療はやりきると決め、普通の生活を送る。
いったん自分の選択が間違っていたという不安が起きると
これからのどうでもよい選択すら決めれなくなります。
今日の晩御飯のおかずは何にするのかといったようなものまで
こんなときに、健康食品でもささやかれたりするとイチコロですね。
第一、過去をふり返ってもろくなことがない、意味のないことです。
自分が人生で出合ったガンを患った人で、
こんな人はひとりもいなかった。出会わなかった。
10人ぐらいしかいないけど、これほどの人に出会ったことは ない!
2013-01-17
お買い物が1%OFFになるカード
先日、血管内治療を受けたクリニックの請求書が郵送で届きました。
一日退院を伸ばしたことで、精算が遅れたのです。
治療費、入院費、ほとんど食べなかった食費込みで 約119、000円。
2回目の時は8〜9万円ほど、1回目は個室を選んだので・・・リッチに。
保険内治療 しかも 限度額証明書を提示しての金額です。
今のところね。その価値なし。体の免疫力はアップしているのが
わかるのですが・・・ぼやきたくなります。
そして、連日のこの寒さです。
兵糧攻めにする治療です。
温泉であったまって免疫力をさらに高めたいところですが
いまのところ自重しています。なんとなく。
このカードで支払うと、支払分が1%OFFになる。
どこかの医療サイトに書いてあるのを見かけたことがあります。
そんなに使う機会もないだろうと申し込んでいません。
今からでも遅くないか? でも、ずいぶんにせこい話です。
楽しいこと何かないかな?