失踪騒ぎがあったのが、つい先日のこと。
その後、親族が「元気にしている」とコメントしたこともあって、
「な~んだ、また都市伝説か」と安心していたのですが・・・。
まだ69歳。
早すぎますよねぇ。
ブログ主の中では
布施明・松崎しげると並ぶ3大男性ボーカリストの1人。
オペラ歌手顔負けの声量とエモーショナルな表現力は
歌謡界随一といっていい偉大な存在でした。
フルオーケストラをバックに
タキシードをビシッと着こなし、
マイクを思いっきり離して堂々と歌い上げる。
その姿はまさに大人の歌手そのもの。
歌一本で聴衆を魅了する本格派のボーカリスト、
残念ながら今の歌謡界には見当たらなくなってしまいましたね・・・。
ということで。
今回の【KAT-TEN】は、
不世出の大歌手・キーヨの業績を振り返ります。
本当は「6月SONG」をやる予定だったんだけど、昨日の訃報で急遽変更。
「森高千里25周年企画」も始まったばかりだし、
「ジャニーズのデビュー曲」や「花の82年組」も途中ではありますが、
ここからしばらくはキーヨ特集にお付き合いいただければと思います。
初回となる本日は埋もれた存在ともいえるデビュー曲をご紹介。
そう、セカンドシングル「また逢う日まで」の存在が強烈すぎて、
他の曲(名曲多し!)が霞みがちなキーヨでありますが、
このデビュー曲もほとんど知られていないんじゃないでしょうか。
別れの夜明け(70年8月発売/チャート記録なし)
作詞:山上路夫 作曲・編曲:筒美京平
キーヨといえば、「また逢う日まで」を送り出した
阿久悠×筒美京平の両大御所のイメージが強いけど、
デビュー曲は山上先生の作詞だったんですね。
ではその記念すべきデビュー曲をお聴きください。
ダイナミックな唱法、ソウルなフィーリングで恍惚の世界へ誘惑する
歌謡界のニュー・プリンス、尾崎紀世彦!
ジャケットに記されたコピーに違わぬ素晴らしい歌唱力。
当時27歳ということもあって、すでに完成されてますね。
間奏のイタリア語もキーヨが歌えば何の違和感もない。
でね。
このB面がまたカッコいいのですよ。
アニマルズの「悲しき願い」に似てるけど、
ま、そこは京平先生ということで。笑
キーヨは和製トム・ジョーンズの名に恥じない
グルーヴ感あふれるソウルフルなボーカルを聴かせてくれます。
ではその「おす犬」をどうぞ。
(作詞:山上路夫 作曲・編曲:筒美京平)
ということで、本日はここまで。
次回はシングルセールス上位曲を紹介しますね♪
※「別れの夜明け」はこちらのベスト盤に収録されています。
『ゴールデン☆ベスト』