大阪人はなぜ「パンツ」で暴走するのか?
【政治・経済】
続けて3人が逮捕
昨年1月に大阪府北部の路上で20代のOLにカッターナイフを突きつけ、「パンツを見せろ」と脅したのは建設業の若部和也容疑者(41)。トラック運転手の村田幸大被告(29)は昨年10月の深夜、大阪府の路上で30代の女性に「飲み屋知らん?」と声をかけてスカートをまくり上げ、女性の顔を殴ってケガをさせた。
パンツを奪って逮捕されたのは会社員の山岡孝穂被告(37)。昨年5月、府内の路上で帰宅中の女性を押し倒し、パンツを引きちぎって奪った疑いだ。村田と山岡は同様の事件で捕まっているため、今回は再逮捕だ。
「若部は“3、4年前から同じような事件を起こしている。女性のパンツが見たかった”と供述。山岡は“若い女性やきれいな女性がどんなパンツをはいているか興味があった”と話しています」(捜査事情通)
<原因は橋下市長>
大阪ではこの種のエロ事件が少なくない。パンツではないが、高槻市では一昨年夏から、若い女性が靴を奪われる事件が続き、犯人はまだ捕まっていない。現地のジャーナリストはこう言う。
「大阪人は列に並ばない、信号を守らないなど、ルールを無視しても平気なところがあるんです。しかもお笑いの感覚が強いため、“エロいことをしても世間は許してくれる”と勝手に思い込む傾向がある。その昔、人気お笑い芸人が東京のテレビに生出演し、カメラの前でパンツを脱いで肛門を見せたことがある。このとき大阪人は“よくやった”とホメたほどです」
事件の裏に「甘えの構造」があるわけだ。
橋下徹・大阪市長の影響を指摘する声もある。
「09年10月、当時の橋下府知事が企業経営者を前に講演し、“こんな猥雑な街、いやらしい街はない。ここにカジノを持ってきて、どんどんバクチ打ちを集めたらいい。風俗街やホテル街、全部引き受ける”とぶち上げた。知事が『猥雑』や『風俗』を容認したため、府民の道徳がゆるんだという声もあります」(地元の商店街関係者)
問題の根は深い。