東日本大震災:がれき試験焼却、22日に開始 住民に公開予定−−新川広域圏組合 /富山
毎日新聞 1月8日(火)16時1分配信
新川広域圏事務組合は7日、東日本大震災の被災地、岩手県山田町の災害廃棄物(震災がれき)の試験焼却を22日に開始すると発表した。富山県内での試験焼却は3例目。
同組合の処理対象は、木くずを中心とした可燃物。1キロ当たりの放射性セシウム濃度が100ベクレルを超えないようにするため、震災がれき約10トンを一般廃棄物約140トンと混ぜて焼却する。22日に朝日町三枚橋の焼却施設「エコぽーと」へ震災がれきを搬入し、23日に試験焼却を実施。24日に魚津市吉野の最終処分場で灰を埋め立てる。
同組合理事長の沢崎義敬・同市長は「安全性を十分確認し、本格的に焼却を実施するかどうか判断する。住民を対象に試験焼却への立ち会いの場を設け、結果も随時公表する」とコメントした。【成田有佳】
1月8日朝刊
最終更新:1月8日(火)16時1分