007は二度死ぬ 「リトルネリー」
コーギー社の「リトルネリー」です。
「007は二度死ぬ」(1967)の中で活躍した秘密兵器です。
「ジャイロコプター」と呼ばれていました。
スペクターのヘリコプターと空中戦をしましたが
厳密に云うと「リトルネリー」はヘリコプターではありません。
「オートジャイロ」という呼び方もされますが「短距離離着陸機」ですね。
今はヘリコプターのように「垂直離着陸」が出来る機構が付いている機体も
あるそうですが、
この「リトルネリー」は座席後方の推進用プロペラを廻し、
風を受けた頭上のローターで揚力を得て飛び立つのだそうです。
機関銃を二丁にロケット発射筒2門、後方火炎砲2丁、煙幕発生器、
空中投下機雷、撮影カメラ付きヘルメットという重装備を誇ります。
分解すればトランク4個に収まる感じの小ささ。
さてこの映画はシリーズ5作目にあたり、
結婚したばかりの妻をプロフェルド率いるスペクターに殺され、
タイガー田中率いる日本の公安調査局と協力し
米ロのロケットをパクっていたスペクターと福岡近くで戦うという話。
序盤から私情入り混じり、混乱しまくりのボンドが日本を舞台に
日本人へ変装したり忍術を使ったりと、
「トヨタ2000GT」のボンドカーや浜美恵扮するボンドガールの登場と
多分に豪華になっています。
なんで日本が舞台なのか?それは原作者のイアン・フレミングが映画の宣伝
で日本にツアーで来ていたことが元ネタになったからです。
ちなみに「二度死ぬ」は俳句からインスパイアされたらしいです。
そして原作者生前の出版はここで終了になります。
原作ではボンドめちゃくちゃ怒ってプロフェルドをボコボコにしていたと
記憶しています。いきなり奥さん殺されちゃいますからね。
最終回ぽい展開だったと思います。しっかり小説も映画も続きますがね。
悪役のプロフェルドが初めて映画にしっかりと登場したのもこの作品です。
プロフェルドは「ダースベイダー」と共に、数多くパロディされている
悪役の典型的な一人ですね。
またリトルネリーで飛び回っているのはコネリー氏ではなく
この「ジャイロコプター」の持ち主の方なんですよ。
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コメント(2)
こんにちは。はじめまして。ランダムから・・・
で!若き頃の霊がどうこうの親父が・・・
あのおっさん・・・?
で!海女さんの奥さんと偽装結婚して・・・
2010/8/31(火) 午後 3:06
コメント来訪ありがとうございます。
懐かしい映画なんですけど面白い映画ですよね。
確かに二度死ぬと共に、この時点で二回結婚しますね。
2010/8/31(火) 午後 4:46 [ サイクロプス ]