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一方で若手俳優たちの台頭も見過ごせない。「マイティ・ソー」(11)の浅野忠信、
「硫黄島からの手紙」(06)や「永遠の僕たち」(11)の加瀬亮、海外ドラマ
「フラッシュ・フォワード」の竹内結子ら日本映画界でキャリアを築いてきた若手陣も
続々ハリウッドに進出。そんな中、今一番ハリウッドでの活躍を期待されているのが初音映莉子だ。
17歳のときにドラマ「ラビリンス」で女優デビューを果たした初音が世界で大きく注目されたのが、
村上春樹原作、トラン・アン・ユン監督による映画「ノルウェイの森」(10)でのハツミ役。
少ない出番ながら鮮烈な印象を残し、昨年12月に公開され口コミヒットとなった「ミツコ感覚」
(長野、新潟など順次公開中)ではヒロインを務め、そして今年はじめ、ハリウッド新作映画「Emperor(原題)」で
日本人ヒロイン・あや役に大抜擢されたことが発表された。この作品は、「ラスト・サムライ」の渡辺謙、
「バベル」の菊地凜子をキャスティングした奈良橋陽子がキャスティングディレクターを務めているため、
初音がハリウッドで活躍する第三の大物次世代女優になるのでは!?との期待が大いにかかる。
他にも、キアヌ・リーヴス主演で話題の「47RONIN(原題)」に赤西仁と柴咲コウが、
「BUNRAKU ブンラク」にGACKTが出演するなど日本で人気の若手世代が続々とハリウッドデビューを決めている昨今。
今後もハリウッドでの日本人俳優の活躍に大きな期待がかかるところだ。(了)
画像:栗山千明「キル・ビル Vol.1」(03)
渡辺謙「インセプション」(10)
田村英里子「DRAGONBALL EVOLUTION」(09)