天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

『007は二度死ぬ』健康と活力の黄金色に輝く肌のボンドガールに踊り子アンジェラ浅岡を抜擢すべきだった

2011-08-01 23:31:31 | 日記
今日の続編日記は、映画『007は二度死ぬ』(1966年製作 ルイス・ギルバート監督 ショーン・コネリー 丹波哲郎 若林映子 浜美枝主演)の原作に登場するキャシー鈴木のことです。
この原作イアン・フレミング著『007は二度死ぬ』でのキャシー鈴木を浜美枝が演じています。しかし、彼女には、若い頃アメリカハリウッドの女優になってデヴィッド・ニーヴンに親切にしてもうらい帰国したら生まれ故郷の黒島の海女になった異色な日本人離れした女性「キャシー鈴木」の役柄は少々荷が重かったと私は思っています。
私は日本公開ロードショーの時、劇場でこの映画パンフレットを購入しました。そして、今でも運よく私はそのパンフレットを所蔵しています。添付した写真は、そのパンフレットの最後のページに掲載された、スペクターの秘密基地に視線を向ける海女役の浜美枝(左)と日本人に変装したショーン・コネリー(右)です。
この写真からも判るように、浜美枝に原作のキャシー鈴木のイメージをまったく感じることが、私はまったく出来なかったです。以下に、この原作から、キャシー鈴木に関する記述を引用・掲載します。
『ボンドはアーモンドのようなその目に笑顔を向けて、はじめてちょっと上向いた鼻と花びらのような唇をしげしげとまじかにながめた。彼女は化粧はしていなかったし、その必要もなかった。黄金色の生地にバラ色の匂う肌、黄桃の色をしていて、これは日本ではよく見る肌の色だった。布をはずした髪は、黒くて光に輝くところはこげ茶。きれいな眉の上1インチあたりのやわらかい生え際はまっすぐだった。眉毛も毛を抜いて形を整えたような跡はない。・・腕と脚も長く、胸と尻がしまってはりきっていて綺麗な体だ。東京のキャバレーで見たコーラスガールの人気者の誰にも引けはとらない。・・その肌は、たえず海水に洗われているせいかもしれないが、本当に健康と活力の黄金色に輝いていた。』
やはり、製作者のキャシー鈴木を演じる女優のキャスティングミスだと私は思います。製作者は、当時の日本のすべての若い女性芸能人を選考対象にしたのか?甚だ私には疑問です。また、選考基準で演技経験や語学力をあまり考慮する必要は無かったと思っています。
だから、私はこの映画を劇場で鑑賞した1年後、日本テレビの深夜番組『11PM』に出演した日劇ミュージックホールのある素敵なダンサーの容姿を見て、彼女を『007は二度死ぬ』のキャシー鈴木に、大抜擢すれば良かったのに!、とテレビ前で思わず叫んでしまいました。
そのダンサーは、日本人離れしたプロポーションと黄金色の肌でとても魅力的だったダンサー・アンジェラ浅岡です。
『007は二度死ぬ』の映画製作者のボンドガール選考手順の不備が今とても悔やまれます。演技経験の有無や語学力より、その女性の持つ素質を高く評価するべきでした。
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