そのほか |
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結婚と年齢 ボンドガール浜美枝結婚に年齢の壁はない新聞を読んでいたら、イタリア映画界の往年の名女優「ジーナ・ロロブリジーダ(Gina Lollobrigida)」(1927~)が79歳で再婚するという。イタリアのトランジスタ・グラマー、美形である。 イタリアの平均寿命が日本並みで女性82歳、男性77歳であったとしても、79歳といえば、おいらの母上を上回る年齢だ。その結婚相手は、34歳年下の実業家45歳でおいらを下回る。 彼女は、「22年越しの恋です。愛に年齢はありません。幸福で若返ります」と喜んでいるらしい。確かに結婚と恋愛に年齢の壁はない。 ゲーテの「老いらくの恋」だって、並大抵ではない。何せ、ゲーテ74歳のときの恋である。相手は19歳の少女。既に妻を失っていたゲーテは本気で彼女と結婚するつもりだったが、世間の物笑いになって諦めざるを得なかったという。この経緯を綴ったのが傑作「マリエンバートの哀調歌」である。 しかし、ゲーテ74歳の恋に対し、今回のジーナの結婚は79歳である。ここは、ジーナに軍配を上げよう。恐るべし、ジーナの愛。 「熊さんや、新郎はわしらと同じ年の80歳じゃが、新婦は孫よりも年下の18歳だそうじゃ」 「八つぁんや、この年まで長生きはするもんじゃのぅ」 この分だと、こういう会話が普通になる日も近い。 ボンドガール浜美枝 神保町には洋書の古書店も多い。 海外の古書もまた趣がある。紐育に住んでいたときも、ロワーマンハッタンの古書店によく顔を出したものである。 しかし、今日紹介するのは、スノッブな雑誌。 と云っても、1967年6月号の洋版プレイボーイ誌。 おいらが高校3年生(17歳)のときの雑誌である。当時の定価は75セント。一見廉そうだが、1ドル360円で日本円に換算すると270円。当時としては高価な雑誌だったのだ。 この雑誌、神保町のワゴンセールで発見した。 さて、おいらが驚いたのは、この誌上に浜美枝のヌードが掲載されていたことだ。 こりゃ、ヤバいわ! 映画「007は二度死ぬ」の浜美枝である。歴代のボンドガールの中では、浜美枝が最高だと思う。 映画の原題は、You Only Live Twice. 松尾芭蕉の「人は二度しか生きることがない、この世に生を受けた時、そして死に臨む時」に由来するという。 しかも、この記事は、あの高名な作家ロアルド・ダールが書いているのである。粋だねぇ。 この雑誌、頁をめくると浜美枝だけでなく若林映子(あきこ)ほかのヌードも満載されているのだ。ムフフ…。 いやはや、おいらのお宝になった雑誌でありまする。 |