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大阪・貝塚の“いじめ事件” 捜査終結
1月15日 21時3分

おととし、大阪・貝塚市で当時18歳の男子高校生がいじめを受けたとする内容のメモを残して自殺した問題で、元同級生の少年がトランプゲームによる借金の返済名目で男子生徒らにひったくりをするよう指示していたことが分かり、警察は15日、この少年を窃盗教唆の疑いで書類送検し、一連の捜査を終えました。

書類送検されたのは、おととし10月に大阪・貝塚市で自殺した定時制高校1年生、川岸朋之さん(当時18)の中学時代の元同級生で19歳の少年です。
警察の調べによりますと、少年は4年前の12月、川岸さんを含む3人に指示して大阪・泉佐野市の路上でひったくりをさせたとして窃盗教唆の疑いが持たれています。調べに対し、少年は黙秘しているということです。
警察によりますと、少年はトランプゲームで出来た借金を返済させる名目で川岸さんに金銭を要求し、「悪いことをすれば金を集められる。ひったくりをさせろ」などと川岸さんと一緒にいた別の少年に電話で指示したということです。この事件で警察は、川岸さんの携帯電話に残されていた「3万8000円は無理や」というメモの内容などから恐喝の疑いでも捜査を進めていましたが、証拠が不十分だとして立件を断念し、15日で一連の捜査を終えました。

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