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「問責第1号」は石原環境相か

【政治・経済】

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2013年1月17日 掲載

“空白の1日”が国会で大問題になるゾ

 問責第1号は石原伸晃環境相か。石原大臣の“空白の1日”が国会で大問題になりそうなのだ。 原発周辺の“手抜き除染”の実態を朝日新聞がスッパ抜いたのは今月4日。なのに環境省が省内でようやく会議を開いたのは、2日後の6日。どうもおかしいと思ったら、陣頭指揮するはずの石原大臣が、4日に“行方不明”になっていたのだ。

 15日の定例会見でこの“空白の1日”について質問された伸晃は、「私の日程は公表したこと以外は公表しない」とゴニョゴニョ。「私は政治家なので、誰とどこで会ったのかという話をするつもりは毛頭ない」と突っぱねた。

 しかし、4日はどの省庁も仕事始め。まして、環境省にとっては“手抜き除染”が発覚した日だ。大臣が登庁もせず、しかも、どこに居たのかも明らかにしないのは異常だ。

「よほど言いたくない理由があるのでしょう。えひめ丸沈没事故の際、のんきにゴルフに興じていた森喜朗元首相のように、公務をサボってゴルフでもしていたのではないか。石原大臣は新興宗教『崇教真光』の熱心な信者です。年頭行事に出席したのかもしれません。このまま本人が説明を避けていると、話にどんどん尾ひれがつき、あらぬウワサが広がる。そのうち、愛人とうつつを抜かしていたなんて話になりかねません」(永田町関係者)

 日刊ゲンダイ本紙が、石原大臣は4日どこにいたか、何で説明を避けるのかを事務所に質問すると、「必ず広報担当のサトウという者から連絡させます」と言ったきり連絡なし。環境省に聞いても「質問を書面で送ってください」と言ったきり。質問状をファクスしたが音沙汰がなかった。

 政治評論家の伊藤達美氏がこう言う。
「閣僚は公人中の公人です。当然、公務中の行動には説明責任がある。それを避けるのは大臣としての自覚が足りません。このまま逃げ続けていると、本当に問責をくらい、失脚大臣第1号になるかもしれませんよ」

 野党は徹底的に追及すべきだ。
~2013年1月17日以前の記事~

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中村静香