万能細胞としてのES細胞の事を扱った科学論文の添付の写真ですが、昔から「芸術か?猥褻か?」なんて言われますように、この写真も「サイエンスか?ワイセツか?」と言われそうです。
でもこの少女は綺麗ですね。綺麗だから原寸大で貼らせてもらいました。以下Wikipediaの抜粋を載せさせて頂きます。
●黄禹錫のヒト胚性幹細胞捏造事件
黄禹錫(当時ソウル大学校教授)は、2005年に除核したヒト未受精卵に患者の体細胞の核を移植することで高効率でオーダーメイド型のクローンntES細胞を樹立したと米国科学雑誌サイエンスに報告し、その後もバイオ立国を目指す韓国政府の強力な支援の元、ヒトES細胞バンクの樹立などのプロジェクトが押し進められて来た。しかし2005年12月、未受精卵の入手方法を廻る倫理的問題に加え、研究成果そのものが捏造であることが判明した。この事件によってクローニングによるヒトES細胞の製造が可能という前提で進められていた世界中の研究が頓挫し、数年間の停滞を余儀なくされた。
○山内教授の多能性幹細胞(iPS細胞)の樹立
2006年8月10日、京都大学再生医科学研究所の山中伸弥らは、マウスの胚性線維芽細胞に4つの因子 (Oct3/4,Sox2,c-Myc,Klf4) を導入することでES細胞のように分化多能性を持つ人工多能性幹細胞(iPS細胞; induced pluripotent stem cells)が樹立できることを科学雑誌セルで発表した。
2007年11月20日、山中らのチームはさらに研究を進め、ヒトの大人の細胞に4種類の遺伝子を導入することで、ES細胞に似た人工多能性幹(iPS)細胞を作製する技術を開発、論文としてセル誌で発表し、世界的な注目を集めた。
ES細胞の作製時における倫理的問題や拒絶反応の問題を一挙に解決できるため、ES細胞に代わる細胞として大きな注目と期待を集めているが、iPS細胞の研究はES細胞の研究と密接に関連しており、ES細胞との比較研究が必須であるため、今後もES細胞の研究は必要であると考えられる。