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野菜高騰でレタスの“外側の葉”販売
1月17日 17時11分

野菜高騰でレタスの“外側の葉”販売
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厳しい寒さで野菜の価格が高騰するなか、レタスの栽培が盛んな千葉県袖ケ浦市の直売所では、ふだんは捨ててしまうレタスの外側の葉だけを集めて販売し消費者の人気を集めています。

袖ケ浦市の地元の農協が運営する農畜産物の直売所では、地域で取れた新鮮な野菜を販売していますが、価格の高騰を受け、ふだんは捨ててしまうレタスの外側の葉のうち傷んでいないきれいな葉だけを集めて販売しています。
1袋に7枚から8枚の葉が入って価格は120円と球のレタスの半額以下です。
そのまま食べるとやや固いため、ゆでたり炒めたりして食べる簡単な調理方法を書いた紙も入れています。
東京・墨田区から訪れた女性は「値段が安くて助かります。スープにしても良いし、外側の葉でも、抵抗はありません」と話していました。
こうした販売方法を思いついたのは地元の生産者の伊藤和夫さん(82)で、17日も収穫してきたレタスから外側の葉を1枚ずつ丁寧にはがし、球の部分とは別に袋に詰めていました。
また、伊藤さんは、寒さの影響で大きく育たなかったレタスを、2つをセットにして出荷するなどの工夫もしているということです。伊藤さんは「外側の葉を捨ててしまうのはもったいないので、なんとか食べてもらおうと考えました。わざわざ遠くから買いに来てくれる人がいるのでうれしいです」と話していました。

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