再生の原風景 渡良瀬
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【経済】ゲーセン 中高年に照準
ゲーム機メーカーが、初心者や高齢者でも簡単に遊べるように工夫した業務用ゲーム機の展開に力を入れている。高齢化が進み、ゲームセンターではお年寄りの姿も目立ってきた。各社は幅広い年代の顧客が楽しめる機器を拡充し、国内のゲーム施設の売上高低迷を食い止めようと懸命だ。 セガが二〇一二年十一月に投入した大型のメダルゲーム機「ガリレオファクトリー3 −プラネットゼロ−」は、ハンドルを回すだけでメダルが勢いよく飛び出す。メダルが狙った穴に入ると画面上のスロットが回り、メダルを大量に獲得できるチャンスが生まれる。 タイトーはボールを使って遊ぶ「激投伝説ブロックキング」を一二年夏に導入した。テニスボール程度の大きさの軽いボールを70インチの大画面に向かって投げればブロックでできた城やロボットなどが壊れ、爽快感を味わえる。遊び方が単純なこともあり「幅広い層に好まれている」(広報担当者)という。 運営するゲーム施設にメダルゲーム機などの遊びやすい機器を用意しているカプコンは「シニア層の顧客は来店者が比較的少ない平日の日中にも足を運んでくれるので、収益への貢献度が高い」(高橋真也・店舗運営チーム長)と指摘する。 カプコンは五十歳以上の中高年らを対象に、店舗の従業員からアドバイスを受けながらゲーム機を無料体験できるツアーを実施して顧客増を目指す。 日本アミューズメント産業協会によると、一一年度の国内ゲームセンターの運営による売上高は前年度比1・7%減の四千八百七十五億円と、五年連続で前年を下回った。 PR情報
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