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| (26時間2分前に更新) | ||
東日本大震災後、県内に避難した被災世帯を対象に実施したアンケートで、子どもの教育について「困っていることがある」との答えが42%に上り、このうち複数回答でそれぞれ約9割が「今後の進路」や「周囲との適合」「方言など言葉遣いの違い」を挙げていることが分かった。17日に県庁であった東日本大震災支援協力会議の本年度第1回総会で公表された。
回答した被災世帯の58%に子どもがおり、放射能による健康被害を懸念した避難の多さを映し出している。「住民票を異動していないため、認可外保育園しか選べない」「障害がある」「避難のため勉強が遅れた」「不登校」「いじめ」などを心配事として訴える世帯もあった。
就職状況では「就職した」と答えたのは約半数で、内訳は正規雇用23%、臨時雇用25%。一方、64%が「給料や年金など定期的収入がある」としたが、このうち約7割が月収15万円未満にとどまり、預貯金を取り崩すなど厳しい経済状況をうかがわせた。
滞在予定期間については「このまま県内で生活」が最多の51%で、「放射能の心配がなくなるまで」35%、「子どもの進学に合わせて考える」「考えが整理できず今はわからない」が24%で並んだ。
故郷への一時帰省の頻度を問うと「一度もない」が43%で最も多く、避難の長期化を反映。県内に知人・親類縁者が「いない」と答えたのは45%、県内の避難者同士で連絡を「ほとんど取り合っていない」としたのは61%で、被災者らの孤立防止策の必要性を浮き彫りにした。
アンケートは昨年11月に実施、県の住宅支援を受けている332世帯のうち、51・5%の171世帯が回答した。