韓国の対日輸入依存度、過去最低の23%に

 韓国知識経済部(省に相当)は17日、素材・部品産業の貿易黒字が昨年は前年比4.8%増の910億ドルとなり、初めて900億ドルを超え、過去最高となったことを明らかにした。対日貿易赤字は2.5%減の222億ドル、対日貿易依存度は23%で、過去最低水準に低下した。

 知識経済部は黒字増加について、韓米自由貿易協定(FTA)の発効で輸送機械部品の輸出が5.2%増え、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国への輸出も6%増加したことが伸びをけん引したと分析。一方で、同部関係者は「対日貿易赤字が減少に転じたことに意味がある。輸出依存度も4年連続で改善した」と述べた。

 輸送機械部品の収支は200億ドルの黒字だった。特に自動車の車体用部品(34.6%)、自動車のエンジン部品(54.6%)などの増加幅が大きかった。東南アジア地域は経済成長と道路などへの投資増加に伴い、一般機械部品(23.9%)、電気機械部品(44.7%)を中心に輸出が伸びた。

 知識経済部は今年も世界経済の緩やかな回復、中国の景気浮揚策などを追い風に素材・部品の貿易規模は昨年を上回るとみている。

チョ・ジェヒ記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース