そもそも、戸籍がある国が少なく、韓国・日本・台湾あたりぐらいしかないと聞いています。
もちろん、住民登録・出生届・死亡届・婚姻届は、ほとんどの国で存在します。しかし、この4つで分かるのは、「誰と誰が結婚しているか」「誰々はいつどこで生まれたのか」までです。
戸籍は、「誰々は誰の子供なのか」「誰々の兄弟は誰々だ」まで分かります。つまり、たどっていくと、国民全員の家系図が描けてしまうのが戸籍なのです。
韓国の女性が、結婚後夫の名字に変わらないのは、男女平等だからではありません。むしろ、かなり完全な男系社会だからです。結婚後も女性の名字は変わりませんが、そのかわり自分の名字を子供に伝えることができません。つまり、自分の名字を子供に伝えることができるのは、男だけ、というシステムなわけです。
http://www.jinja.or.jp/jikyoku/bessei/bessei7.html
に詳しく書いてあります。(このページは、神社のものなので夫婦別姓反対の視点に誘導していますが)
そもそも、中国・韓国の姓は日本の姓とは、かなり概念が違います。日本と違って、姓の数が非常に少なく、韓国に至っては国の何分の1かは「金」さんであるという仕組みです。
同じ名字の人が大変多いので、新聞にも、名前は隠しても名字だけは載せたりします。また、町のお祭りでは、名字がxxの人の会というのが町内会などよりも強く動いて、出し物やお店を出したりします。
投稿日時 - 2005-01-28 02:03:48