BlackBerry Boldが日本向けにカスタマイズされて登場
NTTドコモはResearch In Motion製の「BlackBerry Bold」を2008年度の第4四半期に発売することを発表した。NTTドコモの山田隆持社長は「現在、10%と言われる法人市場を20%にしたい」といい、同社としてはBlackBerry Boldを皮切りにアンドロイドやウィンドウズモバイル、ノキア製のスマートフォンで法人市場を広げたい考えだ。
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| 日本向けにカスタマイズされたBlackBerry Bold。法人向けにカメラなしモデルの発売予定 |
BlackBerry Boldはすでに海外で8月から発売されているモデルだが、日本市場向けに日本語表示や入力などの独自のカスタマイズが加えてられている。通信方式は3.6MbpsのHSDPAとGSMに対応。無線LANやBluetooth機能も備える。200万画素のデジカメも内蔵されているが、セキュリティーの厳しい法人に配慮するため、カメラなしモデルも用意される予定だ。
これまでBlackBerryは法人向けのため、仕事のツールとしての位置づけが強かったが、BlackBerry Boldでは音楽や動画の再生といったマルチメディアファイルへの対応もするようになった。アップルの音楽管理ソフト「iTunes」との連携も行えるようになっている(ただし、iTunes Storeで購入した楽曲は再生できない。DRMなしの音楽データが対象)。
今後はBlackBerry Bold向けのアプリケーションが追加できるようになる見込みだ。発表会場の説明員によれば「現在は公表できないが、すでに開発に取り組んでいる状態。海外などではグーグルが積極的でストリートビューなどのアプリも存在している」という。アップルがApp Storeとしてアプリケーション環境の充実に力を入れているが、BlackBerryでも同様の世界観が広がっていきそうだ。
では、BlackBerry Boldの使い勝手はどうだろうか。