岩手のニュース
大津波テーマに盛岡舞台の3部作上演へ 第1部は3月
 | 作品に登場する衣装などで制作発表に臨んだキャストやスタッフ |
|
市民参加型舞台「劇団モリオカ市民」の第4回公演「あの年の盛岡1896」の制作発表が17日、盛岡市の盛岡劇場であった。明治、昭和、平成の三陸大津波を題材にした3部シリーズの第1部で、同劇場で3月2、3の両日に上演される。
作品は、地震や津波、洪水などの災害が相次いだ1896年の盛岡が舞台。政治家や資産家、芸者らが震災と向き合い苦難を乗り越える姿、沿岸地域との交流を描く群像劇となっている。 盛岡市の劇作家3人が当時の新聞記事などを基に脚本を執筆した。公募で集まった高校生から70代までの市民約40人のほか、被災した宮古市の劇団「劇研麦の会」のメンバー7人がキャストやスタッフとして参加する。 第2部以降は2015、17年の隔年で上演予定。脚本と演出を手掛けた実行委員会の倉持裕幸会長(46)は「震災の記憶の風化が懸念される中、芝居を通して思い起こしもらい、未来へ伝えていきたい」と話す。 上演は2日が午後2時と7時の2回、3日は午後2時のみ。料金は前売り1000円(当日300円増し)。連絡先は実行委事務局019(622)2258。
2013年01月20日日曜日
|
|