2013.1.20 05:03

今季こそ!虎・秋山、藤浪の隣で必死50球

藤浪(左)の隣で50球を投げ込んだ秋山。先輩の意地を見せてやる(撮影・中川春佳)

藤浪(左)の隣で50球を投げ込んだ秋山。先輩の意地を見せてやる(撮影・中川春佳)【拡大】

 藤浪に負けられない-。鳴尾浜で自主トレ中の阪神・秋山拓巳投手(21)が19日、ブルペン入り。見守った首脳陣にアピールした。4年目の今季はD1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=の加入で1軍&ローテ争いは激化。黄金ルーキーの隣で投げ込んだ右腕は若虎対決を制し、ポジションをつかむつもりだ。

 視線の先に、長く大きくしなる右腕がいる。意識せずとも、自然と目がいってしまう。ブルペン入りした秋山は熱のこもった投球で、自らを鼓舞した。

 「(捕手が)座って投げる準備段階。自分がやっていることをそのままやる」

 同じ鳴尾浜でも合同自主トレを行う新人たちとは別メニュー。だが、隣で投げる注目のドラフト1位・藤浪はやはり気になった。

 「高校生らしい荒々しい球を投げていましたね。すごかったです」

 ブルペン入りの前には100メートル近い遠投をこなした右腕を遠目に見つめ、危機感を募らせた。だが、ライバルを意識する以前に、まずは己を磨くことに集中する。21日からは鹿児島の鹿屋体育大学で投球の映像を撮影し、動作解析を行う。

 「やってきたこと、まだやりたいことの両方あります。見ないと気づかないこともある。悪くなったときにために(映像を見直す)。ここ2年間と同じことになる」

 ルーキーイヤーの2010年は4勝(3敗)もここ2シーズンは低迷。11年は0勝、昨季は1勝に終わっていた。巻き返しのため、自己分析に着手。フォームの修正へ役立てる。新加入のドラ1右腕らに勝たなければ、活躍の場は与えられない。

 50球を投じたブルペンには和田監督、山口投手コーチらが視察。秋山は「(体が)横振りになってダメだった」と内容は反省した。間もなく始まる内なる戦いを勝ち抜き、雪辱の1年に臨む。 (山田 結軌)

(紙面から)