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目次(I) [折り畳む]
- コレは何?
- 使用例
- 基本設定
- 表示・概観・UI
- ウィンドウ・タブの挙動
- ショートカット、外部アプリからURLを開く場合,Firefoxを前面浮上させない
- ショートカット、外部アプリからURLを開く場合, 現在のタブに開く
- リンクで新しいタブをフォアグラウンドで開く
- リンクで新しいタブをバックグラウンドで開く
- タブ・ウィンドウに関する詳細オプションを表示する
- Firefox 1.5 のtarget="_blank" なリンクを現在のタブやウィンドウで開くという設定をFirefox 2 でも設定する
- タブの閉じるボタンの表示位置
- タブの横スクロール無効にする
- ウィンドウのリサイズを無効化
- 検索バーの結果を常に新しいタブで開く
- Google Toolbar(V3)を使用したWeb検索の結果を新しいバックグラウンドタブに開きたい
- 高速化
- ダウンロード
- マウス操作
- キーボード操作
- cookie
- その他
- 関連リンク
コレは何? 編集
Firefoxの設定を変更するためのファイルです。
プロファイルフォルダ直下にあります。
- prefs.js
- Firefoxが自動で作成します。about:configで設定を変更できます。
- user.js
- デフォルトでは存在しません。ユーザーが作成します。Firefox起動時にprefs.jsに転記されます。テキスト形式で作成して下さい。作成に当たっては文字コードはUTF-8,BOMなしとして下さい。
Firefoxの設定はprefs.jsというファイルに(Windowsで言えばレジストリのように)書き込まれています。
これを設定を変更するにはprefs.jsを直接編集するのではなく(壊してしまうと起動できなくなるため)user.jsというファイルを作成し追加したい記述を加えることで、prefs.jsに反映させることができます(要Firefox再起動)。
但し、元の設定がわからなくなった時のためにprefs.jsをバックアップしておくことをお勧めします。また、 user.js内の当該設定項目を消去した後でFirefoxを再起動し、ロケーションバーにabout:configと打ち込んでから 当該設定名を右クリックしてリセットを選択すれば元の設定に戻ります。
書き方は user_pref("設定名","値"); という形式です。*1
ここに設定を書いておくことで初期設定を済ませておくなどの使い方も可能です。なお、Firefoxの高速化の設定に関してはチューニングをご覧ください。
- user.jsとは
- http://www.mozilla-japan.org/support/firefox/edit#user
- ブラウザーの設定
- http://www.mozilla-japan.org/support/firefox/edit#behavior
- user.js 生成 ver.2
- http://www.alib.jp/mozilla/generate2.html
- Customizing Mozilla [en]
- http://www.mozilla.org/unix/customizing.html#prefs
使用例 編集
- Firefox Help: 便利な使い方
- http://www.mozilla-japan.org/support/firefox/tips#behavior
基本設定 編集
キャッシュの保存場所を変更する 編集
例)D:\Temp\Fxcache というフォルダに保存したいとき
user_pref("browser.cache.disk.parent_directory","D:\\Temp\\Fxcache");~
このように"\"を"\\"に変換してから設定してください。
メモリキャッシュの使用量を変更する 編集
- 自動的に割り振る(標準)
user.jsにuser_pref("browser.cache.memory.capacity", -1);
を追加 - 自分で割り振る
割り当てたいメモリのサイズ(0以上)をキロバイト単位で指定できます。
例えば、5MBを割り振りたい時には、5x1024=5120ですから、5120キロバイトと指定すればよいわけです。ですのでuser_pref("browser.cache.memory.capacity", 5120);
と追加してください。
また、メモリキャッシュが必要ない方は、前記の所へ0と入れるのではなく、代わりにuser_pref("browser.cache.memory.enable", false);
と追加することをお勧めします。
キャッシュの確認頻度を変更する 編集
browser.cache.check_doc_frequency 0 = Once per session セッションごとに1回 1 = Every time I view the page ページを表示するたびに 2 = Never チェックしない 3 = When the page is out of date (default) ページが期限切れのとき(デフォルト)
システムデフォルトクライアントを使用するかどうか- Windows と Mac のみ 編集
次の値をtrueで使用する,falseで使用しない。 メールクライアント
network.protocol-handler.external.mailto
ftp
network.protocol-handler.external.ftp
ニュース
network.protocol-handler.external.news
HTTP
network.protocol-handler.external.http
表示・概観・UI 編集
Go ボタンの削除 編集
Firefox 2ではロケーションバーと Go ボタンが一体化したために、従来のようにツールバーのカスタマイズでは Go ボタンを非表示にできません。以下の変数を true にすると Go ボタンを非表示にできます。
user_pref("browser.urlbar.hideGoButton",true);
userChrome.cssでの方法は次の通り
#go-button-stack {display: none !important;}
GIFアニメのアニメーションを停止する 編集
以下の設定ですと一回だけアニメーションします。アニメーションさせたくない場合はonceをnoneにしてください。
user_pref("image.animation_mode", "once");
いろいろな迷惑な表示を無効にする 編集
blinkの停止はtext-decoration: blink*2にも影響しますのでご注意ください。
// blink(テキストの点滅)を無効にする user_pref("browser.blink_allowed", false); // marquee(文字のスクロール表示)を無効にする user_pref("browser.display.enable_marquee", false);
フレームを強制的にいつでもリサイズできるようにする 編集
user_pref("layout.frames.force_resizability", true);
エラーの表示をダイアログからエラーページに変更 編集
Firefox 1.5からデフォルトで有効化
user_pref("browser.xul.error_pages.enabled", true);
新しいウィンドウで開いた時にアドレスバーを非表示にさせない 編集
user_pref("dom.disable_window_open_feature.location", true);
ソースの表示で長い行を自動的に折り返す 編集
user.jsで設定しておけば、インストール毎に設定する必要もありません
user_pref("view_source.wrap_long_lines", true);
拡張のインストールにいちいち許可するのがメンドクサイ 編集
以下を追加
user_pref("xpinstall.whitelist.required", false);
今後拡張を偽装したウィルスなどが出回る可能性があるので、確認機能をオフにする際は注意してください。
オプションダイアログをモードレスにする 編集
user_pref("browser.preferences.instantApply", true);
オプションダイアログの各項目の表示をフェードインする 編集
user_pref("browser.preferences.animateFadeIn", true);
Windowsで、FontLinkが効かずMS Pゴシックになってしまう。 編集
user_pref("font.name-list.sans-serif.ja", "お望みの日本語フォント, MS PGothic, MS Pゴシック, MS Gothic, MS PMincho, MS Mincho");
画像を自動縮小しないで100%で表示させる 編集
user_pref("browser.enable_automatic_image_resizing", false);
アクセスキーを変更したい 編集
Firefox 2 ではAccesskeyの利用はAlt+Shift、Ui.key.generalAccessKey の値を 18 にすれば今まで同様 Alt で利用可能。
-1:Use ui.key.chromeAccess as the access key for chrome-area elements and ui.key.contentAccess as the access key for content-area elements.|
Default in recent builds, Alt+Shift on Windows and Ctrl+Shift on Mac and Unix.
0:Disable the access key. 17:Use the "Ctrl" key as the access key. (Default in Mac OS X) 18:Use the "Alt" key as the access key. (Default in Windows)
ウィンドウ・タブの挙動 編集
ショートカット、外部アプリからURLを開く場合,Firefoxを前面浮上させない 編集
user_pref("browser.tabs.loadDivertedInBackground", true); user_pref("browser.link.open_external",3);
browser.link.open_externalの値は(新規タブに開く)にしておく。これが2(新規ウィンドウに開く)だと、browser.tabs.loadDivertedInBackgroundをtrueにしても効果がありません。
さらに,外部アプリケーションから開く場合, Firefoxのパスを付けて呼び出さずにOSのシェルに投げるのが良い。
ショートカット、外部アプリからURLを開く場合, 現在のタブに開く 編集
user_pref("browser.link.open_external",1);
リンクで新しいタブをフォアグラウンドで開く 編集
user_pref("browser.tabs.loadInBackground", false);
もっとこと細かく指示したいなら拡張機能のTab Mix Plusのシングルウインドウモードなど
Windowsなら ttp://www.forest.impress.co.jp/article/2005/11/15/cuteexec.html という選択肢もある
リンクで新しいタブをバックグラウンドで開く 編集
デフォルトでは,
Ctrl+左click:新規タブバックグラウンド Ctrl+Shift+左click:新規タブフォーカス
左クリックのみで新規タブバックグラウンドとしたいなら,
user_pref("browser.tabs.loadInBackground"", true);
Ctrl+左click:新規タブフォーカス Ctrl+Shift+左click:新規タブバックグラウンド
オプション-タブリンクで新しいタブを開いたとき,すぐにそのタブに切り替える。のチェックを外すと同じ,
もっとこと細かく指示したいなら拡張機能のTab Mix Plusなどを入れる
タブ・ウィンドウに関する詳細オプションを表示する 編集
Firefox 1.5から、この設定無しで表示されるようになりました。
user_pref("browser.tabs.showSingleWindowModePrefs", true);
さらに細かい設定をしたい場合はタブ機能の拡張を参照してください。
Firefox 1.5 のtarget="_blank" なリンクを現在のタブやウィンドウで開くという設定をFirefox 2 でも設定する 編集
user_pref("browser.link.open_newwindow", 1);
タブの閉じるボタンの表示位置 編集
about:configで変更できる閉じるボタンの表示項目
browser.tabs.closeButtonsを整数値で作って 0 - アクティブなタブだけ表示 1 - すべてのタブに表示 2 - すべてのタブに非表示 3 - 一番端っこに表示
browser.tabs.tabClipWidthの値が大きすぎると,タブに閉じるボタンが表示されなくなる場合がある。
タブの横スクロール無効にする 編集
user_pref("browser.tabs.tabMinWidth", 0);
ウィンドウのリサイズを無効化 編集
user_pref("dom.disable_window_move_resize", true);
検索バーの結果を常に新しいタブで開く 編集
user_pref("browser.search.openintab", true);
Google Toolbar(V3)を使用したWeb検索の結果を新しいバックグラウンドタブに開きたい 編集
Google ToolBarの設定>オプション>検索ボックスの設定>検索結果を新しいタブに表示するにチェック。このままでは,新しいタブにフォーカスが移動する。
user_pref("google.toolbar.select_new_tab", false);
とすることで,バックグラウンドで開くようになる。
高速化 編集
読み込みを高速化する 編集
user_pref("nglayout.initialpaint.delay", 120); user_pref("content.notify.interval", 120000); user_pref("content.switch.threshold", 120000);
nglayout.initialpaint.delayはページを読み込んだときに描画するまでの待ち時間です。(単位はミリ秒)
PCや回線の速度にもよるので、それに合わせて増減させてください。
これを設定する場合は、content.notify.intervalとcontent.switch.thresholdはnglayout.initialpaint.delayの1000倍の数字にしてください。(こっちは単位が秒)
さらに細かく設定したい場合はチューニングを参照してください。
user_pref("nglayout.initialpaint.delay", 120); user_pref("content.notify.interval", 120000); user_pref("content.switch.threshold", 120000); mousewheel.withnokey.numlines mousewheel.withnokey.sysnumlines
タスクバーに最小化した後の起動が遅い 編集
これで緩和されるかもしれません、はっきりと確認されたわけではありませんが…。(Firefox 1.5でこのバグは修正されました。)
user_pref("config.trim_on_minimize", false);
ダウンロード 編集
ダウンロード終了時などに表示されるアラートの表示設定を変更する 編集
デフォルトのアラート表示設定は滑らかに表示される反面、CPUのリソースを多く消費します。 次の設定値を変更することで負荷を軽減することができます。
//アラート表示の1フレームに変えるピクセルの大きさ [デフォルト値:1] user_pref("alerts.slideIncrement",2); //アラート表示の1フレームを表示する時間(単位:ミリ秒) [デフォルト値:10] user_pref("alerts.slideIncrementTime",20);
上記の例ではアラート表示が20ミリ秒に1回、2ピクセルずつ大きくなります。これはデフォルト設定に比べてフレームレートが半減していることになります。
また、アラートの表示時間は次のように設定します。
//アラートを表示する時間(単位:ミリ秒) [デフォルト値:4000] user_pref("alerts.totalOpenTime",4000);
ダウンロード完了時に右下のポップアップを表示させない 編集
user_pref("browser.download.manager.showAlertOnComplete",false);
マウス操作 編集
右クリックを禁止にさせない 編集
user_pref("dom.event.contextmenu.enabled", false);
クリック長押しでコンテクストメニュー 編集
ui.click_hold_context_menusをtrue
マウススクロール量の調整 編集
mousewheel.withnokey.numlinesの値を適宜変更する。
user_pref("mousewheel.withnokey.sysnumlines", false); user_pref("mousewheel.withnokey.numlines", 3);
スクロールバー上での中クリックでその位置まで一気にスクロール 編集
user_pref("middlemouse.scrollbarPosition", true);
マウスの中クリックで、クリップボードの内容を張り付け 編集
user_pref("middlemouse.paste", true);
キーボード操作 編集
キーボードによるスクロール量の調整 編集
キーボードによるスクロール量をふやすには、SuperScrollというアドオン(拡張)を使ってください。 そのままではFx2.0系にインストールできないので、install.rdfを書き換えます。
1.スーパースクロールをダウンロードする 2.「SuperScroll.xpi」がダウンロード。ファイル名はバージョンによって異なるかも知れないが適宜読み替える。 3.「SuperScroll.xpi」を「SuperScroll.zip」にリネームする 4.「SuperScroll.zip」を解凍する(このとき、適当なフォルダを作って、そのなかに解凍すること) 5.解凍して出てきた「install.rdf」をメモ帳で開く 6.「install.rdf」のなかの「<em:maxVersion>1.0+</em:maxVersion>」を「<em:maxVersion>3.0+</em:maxVersion>」に書き換えて、上書き保存する 7.解凍して出てきたファイルとフォルダをすべて選択して、右クリック。メニューの[送る]→[圧縮(zip形式)フォルダ]を選ぶ 8.できあがったzipファイルの名前を「SuperScroll.xpi」とリネームする(警告メッセージは無視する) 9.「SuperScroll.xpi」をファイアーフォックスのウィンドウにドラッグ&ドロップする 10.メッセージにしたがってインストールする
cookie 編集
削除したクッキーを自動で例外リストに不許可で追加する 編集
Fx2以降UIが削除された。以下のキーを作成しtrueにする。
network.cookie.blockFutureCookies
その他 編集
リッチテキストのコピー&ペーストを許可する 編集
/*ドメインを複数指定する場合は、2行目の該当箇所に、半角スペースで区切って指定します。*/ /*(例:http://your_domain_name1 http://your_domain_name2)*/ user_pref("capability.policy.policynames", "allowclipboard"); user_pref("capability.policy.allowclipboard.sites" "http://docs.google.com https://ssl.google-analytics.com"); user_pref("capability.policy.allowclipboard.Clipboard.cutcopy", "allAccess"); user_pref("capability.policy.allowclipboard.Clipboard.paste", "allAccess");
リファラ(参照元の情報)を知らせない 編集
カウンタ画像が表示されないなど一部弊害もありますのであまり神経質になりすぎないように。|
- 0:一切知らせない
- 1:リンクをたどった時のみ
- 2:1に加え、画像の要求にも送る
user_pref("network.http.sendRefererHeader", 1);
ブックマークファイルの位置を指定する 編集
Firefoxとブックマーク保存形式が同じであれば、ブックマークを共有する事も出来ます。
user_pref("browser.bookmarks.file", "C:\\Data\\bookmarks.html");
Mac OS X版でtabindexでの操作が効くようにする 編集
user_pref("accessibility.tabfocus", 7);
UserAgent の変更 編集
user_pref("general.useragent.override", "UserAgent名");
google browser syncのlogファイルが大きすぎる 編集
user_pref("google-debug-service.logfileenabled",false);
RSS更新時間の変更 編集
user_pref("browser.bookmarks.livemark_refresh_seconds" , 秒数);
ページ内検索で検索文字列が見つからないときの警告音を変更・無効化する 編集
警告音を変更する場合、例のようにURL形式で音声ファイルを指定します。
user_pref("accessibility.typeaheadfind.soundURL", "file:///c:/windows/media/ding.wav");
警告音を鳴らさない(無効にする)場合は以下を追加します。
user_pref("accessibility.typeaheadfind.enablesound", false);
ソースの表示に外部エディタを利用 編集
user_pref("view_source.editor.external", true); user_pref("view_source.editor.path","C:\\Program Files\\Hidemaru\\Hidemaru.exe");
Fx3のセキュアなアドオンインストールを無効にする 編集
危険なのでむやみに設定しない。
user_pref("extensions.checkUpdateSecurity", false);
関連リンク 編集
prefs.js/user.js関連リンク 編集
- prefs.js/user.js
- http://homepage2.nifty.com/scorpio/elderris/firefox/js.html
- user.js 生成 Ver.1
- http://www.alib.jp/mozilla/generate
- prefs.jsの変更 (Camino)
- http://caminofreak.hp.infoseek.co.jp/subset/sub_camino/prefsjs.html