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参院選まで半年 宮城選挙区、3人名乗り 構図流動的

 7月21日の投開票が見込まれる参院選まで半年となり、宮城選挙区(改選数2)では、民主党の岡崎トミ子氏(68)が4選、自民党の愛知治郎氏(43)が3選を目指し、それぞれ立候補の準備を進めている。共産党は今月6日、新人の岩渕彩子氏(29)の擁立を発表。みんなの党や社民党も参戦をうかがい、構図は流動的だ。

 同選挙区は1998年以降、民主、自民両党が議席を分け合ってきた。昨年の衆院選で県内政党の勢力図は一変しており、各党は、夏までの有権者の支持動向や経済情勢を見極めながら、戦略を練り上げる構えだ。
 昨年12月の衆院選で惨敗した民主党は、県連再生を懸けた戦いになる。19日の県連常任幹事会後の記者会見で、今野東代表は「組織、団体との協力関係をしっかりつくり、身を引き締める思いで戦いを進める」と述べ、早期に選対本部を立ち上げる方針を示した。
 支持母体の連合宮城は、産別労組が比例代表に立てる組織内候補と岡崎氏を連動させた戦いを狙い、体制づくりを急ぐ。
 自民党は、参院選で政権基盤の盤石化を狙う。衆院選圧勝の余勢を駆って、初の改選2議席独占も視野に入るが、県連内には主戦論と慎重論が交錯する。候補者の複数擁立に踏み切るかどうか。県連は23日に開く支部長・幹事長会議で一定の結論を出す方針。
 候補者選考にあたっては、愛知氏擁立を軸としつつ、前回3年前と同様、公募を実施する公算が大きい。
 衆院選宮城1区の新人が比例東北で復活当選したみんなの党は、支持基盤の確立に向け、独自候補の擁立を模索する。日本維新の会との選挙協力も焦点になる。
 共産党は、党県若者雇用相談室長の岩渕氏を擁立。雇用問題を前面に出し、支持拡大を狙う。
 社民党県連は今月、候補者選考組織を発足させ、作業を本格化させる。


2013年01月20日日曜日


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