◇ヒューマナ・チャレンジ<第2R>
▽18日、米カリフォルニア州ラキンタ・ラキンタCC(7060ヤード、パー72)、PGAウエストパーマーC(6950ヤード、パー72)、PGAウエスト・ニクラウスプライベートC(6924ヤード、パー72)▽晴れ、気温27度、弱風▽賞金総額560万ドル、優勝100万8000ドル▽156選手
【ラキンタ(米カリフォルニア州)テッド・ムース】石川遼(21)=パナソニック=が今季初戦で予選落ち危機に陥った。2バーディー、2ボギーのイーブンと伸び悩み、通算2アンダーで130位に後退。米ツアーの一員となった最初の試合で、決勝ラウンド進出(3日目終えて上位70位まで)が危うくなった。初日首位のR・カストロとJ・ハーン(米国)がともに通算14アンダーまで伸ばして首位を守った。
初日の笑顔は消えていた。後半の4番。右ラフからの2打目はグリーン奥のラフへ。そこから2メートルに寄せても、決めきれない。「コースは難しくないのに自分で難しくしてしまった。アプローチもあまり良くなかった」。バーディー合戦の中でイーブンパー止まり。130位に後退し、石川が唇をかんだ。
初日に自信を見せていたショットが乱れた。出だしの10番からティーショットを左ラフに入れ、16番も左の林へ。「バックスイングの入り方がきのうと違っていた」。年明けから取り組む上半身のねじりで飛ばすスイング。後半は修正し、7番で2メートルにつけてバーディーを奪ったが、「(違いに)気付くのに時間がかかった」と首を振る。
予選3日間で3コースを回る変則大会。3日目はフェアウエーが広いPGAウエスト・ニクラウスプライベートCを回る。「予選通過にはあす6アンダーは必要。アグレッシブに攻めていく」。米ツアーのルーキーイヤー初戦。そう簡単に消えるわけにはいかない。
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