2012年03月13日

人狼ゲームで学ぶ議事録の書き方

何も人狼ゲームで学ばなくてもいいんじゃあ、などという真っ当な意見は知ったこっちゃありません。


人が集まって話し合う時、議事録はとても重要です。会議をしてみても議事録がないと、後から「俺あの時何て言ったっけ?」ということになるし、「公的な会議なのに議事録がないとは!ふざくんな!」とか新聞やWebニュースで叩かれまくったりしてとても困ります。

大体において、議事録というものは何の為にあるかというと、


・参考資料としての純粋な記録
・参加者の意識確認及び言質確認
・参加しなかった人に対する情報共有/情報開示
・Todoを明確にし、処理のし忘れなどが発生しないようにする


といった機能があげられると思います。

これは人狼ゲームでも完全に同様のことが言え、

・後からオフレポを書く為の純粋な記録
・参加者が「俺あの日なんて言ったっけ?」といった記憶違いを起こすことを防止し、白黒判定・吊り決定の材料にする
・参加しなかった人でもログを読むと楽しい
・Todoを明確にし、「この日からローラーを始める」「灰リーダーを吊る」といった処理のし忘れが発生しないようにする


などの機能を果たすことが出来て嬉しいです。


一つ問題として、実際の会議でも同様なのですが、「あなたが書記でない限り、議事録をとっていても発言するべきところは発言しないといけない」ということです。人狼ゲームは発言するのが仕事、発言するのがゲームの中枢。議事録をとっていたからといって発言内容が薄くなっては本末転倒ですし、速攻で寡黙吊りされてとても悲しい。いきなり矛盾してしまうのですが、発言が薄くなるくらいなら議事録とらない方がいいと思います。

ですので、「まずたくさん喋り、ついでに議事録もとる」ことを目標地点に、どういったポイントを抑えればいいのかをこの記事では追及してみたいと思います。

一般的な議事録のポイントは以下のようなところになると思います。

1.日時、場所、参加者を記録する
2.テーマごとに見出しをつける
3.発言内容に対して発言者を明確にする
4.上記発言に対する反応を明確にする
5.Todoを導出して記載する
(6.参加者の確認を求める)



シンプルですね。実際の議事録では6が必須なんですが、まあ人狼ゲームの場合必要に応じて我田引水的な感じでいいのではないでしょうか。「自分にとって都合がいいところだけ公開して確認を求める」というのは重大なポイントです。

順番に見ていってみましょう。

1.日時、場所参加者を記録する

これは単純な内容ですし、人狼ゲームであればゲームが開始する前に記録すればいい話なので簡便です。人数が多いと大変ですけど。

席の並び順まで考慮して書けば更にベネかもしれませんが、まあメンバーのざっくりした名前くらいあれば情報量としては十分でしょう。


2.テーマごとに見出しをつける

人狼ゲームにおいては、「日にちごとに何をしゃべる」というのがある程度予想出来るので、例えば「占い師の真贋について」とか「吊り先・占い先について」みたいな見出しを事前に作って印刷しておけば非常に楽かもしれません。そこまでして議事録とる必要があるのか、といった真っ当な意見は知ったこっちゃありません。

ぱっと思いつくテンプレ見出しは以下のような感じでしょうか。

○何日目の議事録か
○占い/霊能CO関連
○まとめ役の決定について
○現状表に出ている役職者の真贋について
○灰印象
○その日の占い先/吊り先について
○その日のTodo
○その他の議論


抜けは山ほどあると思うので適当に補完してください。


3.発言内容に対して発言者を明確にする

勿論、全発言をメモるなんて人狼ゲームでは不可能ですし、メモに夢中になって口数が減ったら超本末転倒ですので、「何か心に残った発言」「のちのち重要になりそうな発言」を走り書きする程度でいいのではないかと思いました。

○id:teracoを吊るべきだと思う(しんざき)

こんな感じで走り書きするとベネかも知れないですね。


4.上記発言に対する反応を明確にする

上記の重要そうな発言に対してどのような反応があったか、というところが重要です。これも、全発言をメモるのは無理の無理無理なので、心に残った部分だけで十分でしょう。

○id:teracoを吊るべきだと思う(shinzaki)
→その理屈はおかしい、id:manameこそ吊るべき(teraco)

これくらいでいいんじゃないですかね。


5.Todoを導出して記載する

結果的にどのようなTodoが決まったのか、ということを記録します。ここは割と重要です。

例えば、「議論の結果○日目からローラーをすることが決まった」といった内容であれば、最終的にその決議に賛成した人はだれか、なんて情報までわかっちゃうと素晴らしいのですが、まあ人間の筆記速度には限界があるので、無理する必要はないです。くれぐれも発言数は減らさないようにしましょう。

○Todo:id:manameを吊る(翌日teracoも吊る)

こんな感じでいいと思います。


(6.参加者の確認を求める)

議事録は終盤の灰考察で意外と生きてきたりします。凄く単純な例では、「○○さんを吊ったけど人間だった→吊りに賛成した××は怪しい!」というような。

議事録なしでもそういったことが記憶出来ていればいいのですが、人間の記憶力には限界があるもので、最終日くらいになると二日目、三日目くらいの発言を忘れていることもよくあります。

そういう時に議事録があれば、議事録をさかのぼって、今の状況から鑑みると怪しい発言をしていた人を見つけ出すことも可能!やりましたね!まあ、材料は所詮材料に過ぎないので、それで狼が分かるとは勿論限らないわけですがその点は気にしないでください。


もう一度おさらいしてみましょう。


1.日時、場所、参加者を記録する
2.テーマごとに見出しをつける
3.発言内容に対して発言者を明確にする
4.上記発言に対する反応を明確にする
5.Todoを導出して記載する
(6.参加者の確認を求める)
7.上記とは関係なくたくさんしゃべる



7が追加されました。やはり人狼ゲームは取りあえず喋らないと始まらないですね。皆さん人狼しましょう。たくさん喋りましょう。


今日はこの辺で。


関連:
電子書籍どうよ、と言われたので人狼について書こうと思った
posted by しんざき at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 人狼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/257437025
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック