CROSS RECORDS 青木良輔、松嶋重 スペシャルインタビュー
日本を代表するメジャーレコードメーカー UNIVERSAL J の青木良輔、新進気鋭のミュージッククリエイトファクトリー CtoX 代表の松嶋重の2人が、2008年にUNIVERSAL MUSIC内に立ち上げた音楽レーベル「CROSS RECORDS」。
MEGやINFLAVAなどのディレクションに関わりクラブミュージックを得意とする青木と、De+LAXや松井常松のプロデュースを手がけ、日本の伝統的ロックを得意とする松嶋という、一見交わりそうのない2人が手を組み、鼠先輩やゾマホンを次々ヒットさせ、日本の音楽シーンに新しい風を巻き起こしている。
そんな2人に、レーベルのコンセプトやプロデュースするアーティストなどについて話を聞いた。
(Text: 2009 9.8)
──おふたりは鼠先輩の「六本木 〜GIROPPON」で金字塔を打ち立てたコンビとして有名ですが、きっかけはこの曲ですか?
松嶋:あれに関してはレーベルを意識して作ったわけじゃないからね。あの曲を通して価値観の確認ができたってことかな。
青木:リリースする前から曲はすでに出来ていましたから。
松嶋:もうすでに出来てる「六本木 〜GIROPPON」を色んなレコード会社に持って行ったんだけど、どこも相手にしてくれなかたんだよね(笑)。でも青木だけが「是非やらせてくれ」って言ってきて。その時に思ったんだよね。「こいつわかってんな」って。
──では、そこでレーベル始動の話になったんですか?
青木:「六本木 〜GIROPPON」で結果が出たときに、すぐに僕から「一緒にレーベルやりませんか?」ってお誘いしたんです。お世辞に聞こえるかもしれないですけど、自分が探してた人はこの人だって確信したんです。最高のプロデューサーだと思ってますから。
──レーベルのコンセプトは初めから決まっていたんですか?
松嶋:バッチリ見えてたね。打ち合わせとか何もしてないんだけど、青木は俺とこういうことやりたいんだなっていうのがすぐわかったよ。
青木:演歌とかムード歌謡ってことじゃないんですよ。若い連中が無条件で反応する音楽っていうんですかね。
松嶋:「こんなヤツがこんな歌歌ってたら面白いな」ってことなんだよ。それがたまたま鼠先輩であっただけで、パンチパーマあてたあんなヤツが「ぽっぽぽっぽ」歌ってたら面白いでしょ?(大笑)
青木:その後に松嶋さんがゾマホン連れてきた時は大爆笑でしたよ。ベナンの副大統領に貧乏を嘆かしたわけですからね。
──ということはターゲットは若者ということですか?
青木:そうです。自分を含めてなんですが、いまの若い連中、特に東京なんかで遊んでるような若いヤツらは、物事を凄く斜に構えてるんですよ。そんな連中に松嶋さんが提示する「笑い」がめちゃくちゃニッチで、ズバっと的を得てるんです。
──レーベルの方針は今後もそのままで?
松嶋:面白いなって自分が感じることはそう変わらないからね。無理してリリースするつもりもないし、面白いヤツが出てきたらやるだけだよ。
青木:松嶋さんが得意なロックも、僕が好きなクラブミュージックも一切出てこないっていうのがいいですよね。(笑)
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