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中国 鳩山氏と会談し日本に譲歩迫る1月17日 6時24分
中国政府の諮問機関、政治協商会議のトップの賈慶林主席は16日、北京を訪問している鳩山元総理大臣と会談し、尖閣諸島を巡る対立が激しくなったのは、日本政府による島の国有化が原因だとして、日本政府に譲歩を迫りました。
会談は非公開で行われましたが、終了後に鳩山氏本人や日本側の同席者が明らかにしたところによりますと、やりとりは尖閣諸島を巡る対立に集中したということです。
この中で、賈慶林氏は、日本政府による島の国有化が両国の対立が激しくなった原因だとし、中国の航空機や監視船が島の周辺での活動を活発化させていることについても、「責任は日本側にある」と、正当性を強調したということです。
そのうえで、賈氏は「安倍政権にはしっかりと答えを出してほしい」と述べ、日本政府に譲歩を迫りました。
これに対し、鳩山氏は「個人的な意見だ」と断ったうえで、「日本政府は『領土問題は存在しない』としているが、互いに意見の食い違いがあるのは事実であり、係争地であることを認めたうえで、話し合いをする必要がある」と述べ、中国側も同意する考えを示したということです。
今回の鳩山氏の訪問は中国側の招きによるもので、日本国内の政界や世論を切り崩して安倍政権に圧力をかけようというねらいがうかがえます。
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