東日本大震災:南相馬市の自家消費用食品、52件で放射能基準値超す /福島
毎日新聞 2013年01月09日 地方版
南相馬市は8日の災害対策本部会議で、昨年12月に行った自家消費用食品の放射能簡易分析結果を報告した。市内8施設に持ち込まれた531件のうち270件から放射性セシウムを検出、うち52件が新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えた。
主な食品は、シイタケ(小高区小屋木)1キロ当たり5260ベクレル▽イノシシの肉(鹿島区橲原)同667ベクレル▽ユズ(原町区上太田)498ベクレル▽カボス(小高区上浦)同418ベクレル−−など。
簡易分析は、市内の山や海、家庭菜園などで自家用に採取・栽培した農水畜産物を対象とし、一般に流通していない。【高橋秀郎】