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工藤会 「指定」取り消し求め提訴
1月18日 19時3分

工藤会 「指定」取り消し求め提訴
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去年10月に施行された改正暴力団対策法に基づいて、暴力的な不当要求を繰り返す「特定危険指定暴力団」に全国で初めて指定された工藤会が、指定の取り消しを求める訴えを福岡地方裁判所に起こしました。

訴えを起こしたのは、北九州市に本部を置く暴力団の工藤会で、去年10月に施行された改正暴力団対策法に基づいて、先月、全国で初めて「特定危険指定暴力団」に指定されました。
「特定危険指定暴力団」は、企業や市民に対して暴力的な不当要求を繰り返す暴力団を都道府県の公安委員会が指定し、定められた「警戒区域」で所属する暴力団員が不当な要求を行えば警察がすぐに逮捕できます。
訴えの中で、工藤会は「改正暴力団対策法は、法の下の平等に反して差別を助長する法律で、憲法に違反している。工藤会が特に危険な暴力団だという根拠はなく、指定は違法なものだ」として、福岡県の指定を取り消すよう求めています。
工藤会は、同じように指定している山口県に対しても取り消しを求める訴訟を起こすことにしています。
福岡県警察本部の高木正浩首席監察官は、「訴状が届けば内容を精査して対応を検討したい」と話しています。

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