大阪市立桜宮高校の生徒が体罰を受けた後、自殺した問題で、橋下市長が桜宮高校の体育科の入試を中止すべきだとしたことなどについて、下村文部科学大臣が慎重な検討を呼びかけました。

 閣議後の会見で、下村大臣は橋下市長の発言に関し、「良く言えば発信力があるというか、厳しく言えば一人で全部、会見で表明するのは関係者に色々な騒動を起こすきっかけになっているのではないかと思う」とコメントしました。そのうえで、入試の中止については「出願時期直前に変更した場合は、志望校の受験に向けて準備をしていた中学生に重大な影響を与えることが考えられる」として、慎重に検討するべきだとしました。一方、橋下市長が教員の人事異動についても話をした点についても、「教育委員会が任命するものであり、その権限と責任に基づいて教育委員会が適切に判断するであろう」などと話しました。

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