昨年の12月のコンサル先の成績は、昨年の売上と利益を超えている店舗が遥かに多いです。 凄いです。 ダントツに強かったのは、"お騒がせ社長"のお店。 30坪〜50坪。3店舗で店舗利益が830万円という、驚異的な数字をたたき出しました。 3店舗ともあわせたように利益率が30%でした。 この3店舗、全てFC店舗です。
FCの場合、仕入れにリベートが乗っているので、利益を減らすことが多いのですが、これだけの売上を出すと、仕入れが多少高くても関係ありませんね。ここまでの話を聞くと、“FCってバカみたいに儲かるんだな”と思うかもしれませんが、"お騒がせ社長"のお店は、FC加盟店の店舗の中でも、トップクラスの売上です。FC店舗をやったからといって、誰でも儲かるわけではありません。
"お騒がせ社長"の店舗の売上がいい最大の理由は、スタッフのモチベーションが高いことです。"お騒がせ社長"を含め、3人の幹部のバランスがよく、誰かが怒れば誰かがフォローするといったように、上手く機能しています。幹部が上手く機能していると、現場のスタッフは仕事がしやすい。逆に、幹部がゴタゴタしていると、現場のスタッフは混乱し、モチベーションは下がります。
"お騒がせ社長"の会社での、私の役割は戦略です。この会社に必要なのは、今後の戦略です。これによって、お騒がせ社長も一流の仲間入りです (笑)。コンサル先の再生した焼肉店も、この2年間で最高売上、最高利益を更新しました。 4店舗で820万円を超える利益を出しました。ちなみに、昨年の4店舗の利益は537万円です。 152%アップの驚異的な伸び率です。これも、1年間コツコツと現場がやることをやり、本部がこれをサポートした結果です。
今年は、新たに出店も視野に入れています。倒産の危機から完全に立ち直りましたね!他にも、渋谷の『アルカトラズER』も、この2年間では最高売上758万円、最高利益151万円を出しました。全盛期には全然及びませんが、この2年間は確実に業績をあげています。1番の理由は、現場のスタッフが『アルカトラズ』が本気で大好きで、何とか存続させたい気持ちが強いことです。私やサポートチームも、現場の強い思いに後押しされて、それぞれのやることをやった結果です。
また、私がプロデュースした「ダイヤモンドダイニング」の『ハタハタ屋敷』は、有楽町店は昨年対比140%アップ、浜松町店は119%、田町店は111%アップでした。『ハタハタ屋敷』は、まだまだメジャーではなく、地味です。 コツコツと商品開発をしていけば、安定的な売上を出し、20年続く業態です。 来年以降、伸びしろを期待できます。その他、西宮の『アクア』本店は、昨年対比113%アップ、大阪の喜場屋は売上が昨年対比107%アップ、利益率は185%アップしました。
これらに共通することは、リピーター率が高くなっていることです。 1度行ったお客様が、もう1度行きたくなるお店になっているのです。その1番の要因は、現場のスタッフの頑張りです。日々、目に見えないところで努力をしてきたことが、必ず結果に現れます。残念ながら、ここに名前が出てこなかった店舗の業績は、残念な結果になっています。違いは何なのか?
【商品力】と【サービス力】が不足していることが一番の理由です。
今年は今一度、【商品力】と【サービス力】を強化して、今年の12月には昨年対比をこえるようにしましょう!今年も、コンサル先では鬼になって指摘をしていきたいと思います。
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▓ 安田 久
35歳で起業し監獄レストラン『アルカトラズ』で一躍脚光を浴びる。2002年には人気番組「マネーの虎」に出演。現在、イベントプロデュース、テレビ出演、講演活動、セミナー、雑誌連載など多方面にわたって活動中。
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