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【茨城】

牛久市 全受診者検出せず

 牛久市は二十七日、四歳児から中学三年生までを対象にしたホールボディーカウンター(全身測定器)による本年度分の内臓被ばく検査を今月十五日に終了し、六千六百三十人の受診者全員からセシウム137などの放射性物質は検出されなかったと発表した。

 市は東京電力福島第一原発事故後、内臓被ばくを心配する市民の声を受け今年七月から福島県の震災復興支援放射能対策研究所の協力で中学三年生までを無料検査している。

 受診したのは、対象者八千五百五人の約八割にあたる。市は来年度も引き続き未受診の対象者の内臓被ばく検査を実施する。

 また、成人も受診を希望すれば検査料の半額を補助しており、八百三十八人が受診し、同様に放射性物質は検出されなかった。

 同市は検査項目にストロンチウムなどの放射性物質を加える方向で検討している。池辺勝久市長は「低線量被ばくについては諸説あるが、その時点で最善と思われる対策を可能な限りしたい」と話している。 (坂入基之)

 

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