企画展

富士館映画ポスター展<第一回>

富士館で上映された数々の成人映画のポスターです。当時は街中のあちらこちらに、こういった映画の上映ポスターが貼られており、中・高校生の好奇心と妄想を刺激しておりました。3本立て興行が常で、邦画2本・洋画1本の組み合わせです。この種の作品の大半は、1本あたりの上映時間が65分程度なので、3本同時上映でも割りと難なく鑑賞できる範囲です。成人映画にボカシはつきものですが、洋画の場合通常のボカシの他に、電灯のかさやら、スタンド、ベッドの飾り足などがボカシ部位に合成されていて、その不自然さが洋画ポルノのいかがわしさを感じさせてくれます。その当時の洋画系作品の配給会社は、グローバル・フィルム、ミリオン・フィルム、ジョイパック、ニューセレクトなどが代表格でしたが、東映洋画も時々配給していました。邦画はダントツに日活が多く、そのすきまに大蔵映画などが入っていました。

13日の金曜日シリーズのサントラ盤既発売されている作品を中心に紹介します。

13日の金曜日part3 収録曲数4

1:THEME FROM FRIDAY THE 13th 2:INTRODUCTION TO HORROR 3:EXCERPTS IN TERROR 4:MOMENTS OF MADNESS  1作目・2作目に使用された曲も含まれています。曲数は少なめですが1曲の長さが10分以上なのでボリュームたっぷりです。

MILAN CD
part7/part8のカップリング 全16曲 フレッド・モーリン作曲の作品集です。TV版シリーズも彼が作曲担当。このアルバムも1曲のなかに3〜4曲分が含まれて収録されていますので大ボリュームの1枚!
<BSX RECORDS>
 
The Final Friday この作品よりハリー・マンフレディーニが再び音楽担当。全17曲で相変わらずショッキング・メロディーがたくさんです。
<edel America Records>
 
JASON X ついに宇宙空間に飛び出したジェイソン!音楽もさらに聴きやすいメロディーに進化しました。全18曲、映画のエンドクレジットに流れる曲は収録されていません。
 
夢でも現実でも襲われる。ついにフレディとの対決!音楽は今回、GRAEME REVELが担当しました。コンピレーション・アルバムとスコア版の2種類が発売されています。  

● このシリーズの代表的作曲家のハリー・マンフレディーニは、ショーン・S・カニンガム監督との仕事が多く、このシリーズ以外にも海洋SF映画「ザ・デプス」や、「ガバリン」、「がんばれタイガース」などのサントラを担当しています。弦楽器を多用した曲が多く、特に「13日の金曜日」は彼の代表作であり、その恐怖シーンを盛り上げる曲作りは、最近のシンセを使ったサントラとは別の魅力があります。オーソドックスな作風ですが、とても映画のシーンにピッタリの曲を提供してくれます。 フレッド・モーリンはこのシリーズの7作目と、8作目を担当しました。彼もハリーと似た感じの曲作りをしていますが、どちらかというとダイナミックな感じのオーケストレーションが得意なようです。特にTV版での曲の多様さは驚きです。ちなみにこのTV版のサントラ盤はCrescendo RecordsよりCDリリースされており、全14曲のバラエティーに富んだ曲を聴くことができます。
  

 

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