キャンプ2軍スタートの可能性も出てきた新井【拡大】
阪神は17日、西宮市内のホテルでスタッフ会議を行い、久慈照嘉内野守備走塁コーチ(43)は右肩痛でリハビリ中の新井貴浩内野手(35)のキャンプ2軍スタートを示唆した。完治するまでじっくりと調整してほしい、という思いに加えて再発防止のためだ。
もう離脱されるわけにはいかない。5位低迷からの浮上には、チームの核が必要。主砲として期待を寄せる新井がいなくなっては困る-。久慈コーチは2軍スタートの“推薦派”だ。
「30、40メートルを強く投げられるという報告は受けている。せっかく10月からトレーニングしてきているから2月いっぱいしっかりやってもいいんじゃないかな。俺の中では(1軍スタートは)無理っぽいのかなというのがある」
13日に甲子園室内で自主トレを公開し「一塁ではなく(送球機会が多い)三塁で戻るつもり」と順調な回復ぶりをアピールしたが、無理をして再発するのを恐れる。そこで、昨季、左鎖骨を骨折した桧山や右肩痛の金本のように温暖な沖縄で一部別メニューでリハビリを行うプランも検討中。19日に久慈コーチが練習を視察し、新井本人と話し合う。
阪神は沖縄・宜野座キャンプで練習試合や紅白戦を9試合ほど行う予定。元気な若手をテストしたい考えもあり、次回23日のスタッフ会議で最終決定される見込みだ。いずれにせよ、新井が開幕から万全のコンディションで活躍するための最良の方法を選ぶ。
(紙面から)