絶対に水を出さないカレー屋!「サンライン」【白金高輪】

東京

地元 : 東京

2013年01月17日 01:00

『サンライン』 オススメ度:★★★☆☆


白金高輪にあるカレー屋さん。

メニューは、1500円のビーフカレー、1品のみ。
かなり辛いカレー(通称『泣けるカレー』)にも関わらず、独特のこだわりにより、絶対に水を出さないのだ。




カレー屋「サンライン」は、白金高輪駅から魚藍坂をちょいと登ったとこにある。
ぱっと見は、普通の一般住宅のよう。
「英国風カレー」の看板によって、かろうじて飲食店だと把握できる。




「お水はいっさい出しません」と、見慣れぬ注意書き。
水も飲まずに、カレーを食べるなんて、一種の修行ではないか。
「カレーは水無しで食べると、健康に良い」という、店主のこだわりによる方針らしい。



▲カウンターのみで10席。

店内はカウンターのみで10席と質素な作り。FMラジオが薄く流れている。
入店したのは平日12:30だったが、ほかに客はなく、店員のおばちゃんとマンツーマンだ。
メニュー表のたぐいは一切なく、席に座るなり「ビーフカレーでよろしいですか?」と尋ねられた。
よろしいも何も、メニューは1500円のビーフカレー1品のみ。選択の余地なし。
開店から20年以上、これだけで勝負してきたそうだ。なんちゅう、思い切りのよさ。なかなか出来るこっちゃないよ。




テーブルマット代わりに、ウンチクがぎっしり書かれたシートを置かれる。
「水欲すれど今暫し我慢せよ。されば辛さ次才に心よき甘さに変ずるを知るらむ。人生 又かくの如し」だって。
水を出さない一事をして、人生の教えにつなげる感覚。サンライン、スケールのデカい店だぜ。



●絶対に水は出さないよ!でも、抹茶アイスは出すよ!


▲ビーフカレー 1500円



▲さらっさらのスープカレーで、具は一切無い。



▲ご飯は胚芽米で、やや黄色く、ちょっとヌカ臭い。

待つこと3分程度。
出てきたのは、さっらさらのスープカレー。いっさい具はない。肉、野菜を裏ごしして溶かしているそうだ。
お米は胚芽米で、やや黄色味がかってて、ちょっとヌカ臭さがある。
「ご飯をカレーに混ぜると辛いから、 まずは、スープだけで食べてみて」とアドバイスをいただいた。
ここんちのカレーは通称『泣けるカレー』と呼ばれるほど辛いそうで、水無しで食べるには、コツが必要なんだとか。
一口すすると、確かに辛い。
まあ、辛いは辛いが、COCO壱の5辛や激辛ラーメン「中本」に慣れてる舌には、どうということもないぐらい。
わりと量が多いので、ちょびちょびススっていると、カウンター内でおばちゃんがシコシコと紙に何かを書いている。
「ん?伝票書いてるのか?」とよーく眺めたら、ナンクロやっとるがな!
ナンクロ、楽しいもんね。



▲絶対に水は出さないけど、抹茶アイスはくれる

カレーを食べ終え、ナンクロをやってるおばちゃんに、念のため「水は頂けないんですよね?」と尋ねたら、「辛さで体が温まってるから、冷やさないほうが健康に良いのよ」とのこと。
なるほどなー、絶対に水を出さないのは、体を冷やさないためだったのか。
ふむふむと、納得したのも、つかの間。
「はい、どうぞ。サービスですよ」と、抹茶アイスを出してくれた。
えー??
アイス、体冷えるじゃん!!
完全に、フリとオチ。
「アイスは体冷えませんか?」との素朴な疑問を問いかけたら「アイスは脂肪だから、逆に、大丈夫」との回答をいただいた。
お…おう、逆に大丈夫なのか。
【総括】

けっこう値が張るけど、話しのネタとして、1度行くのも面白いかも。
オススメ度は星3つ。


「サンライン」の情報
オススメ度  ★★★☆☆ 
アクセス  東京メトロ「白金高輪駅」から徒歩4分 
住所  東京都港区高輪1−5−15
電話番号  03−3441−0170 
営業時間  11:30〜14:00、18:00〜23:00
定休日  日・月・祝 
予算  ビーフカレー1500円 
関連サイト  食べログ 


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サンライン

東京都港区高輪1-5-15

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