スーパーもちづき 全営業店18日までに閉鎖
(2013/1/16 16:00) スーパーもちづきを運営する望月巌商店(静岡市駿河区)は16日、全営業店を18日までに閉鎖し、スーパー事業を廃業することを明らかにした。「フードマーケット マム」を展開するタカラ・エムシー(静岡市駿河区)が資産を引き継ぐとしているが、店舗承継については「現段階では話ができない」としている。
帝国データバンク静岡支店によると、望月巌商店は1972年に設立し、県中部で8店舗のスーパーを運営している。
2012年9月期は、競合する大手スーパーの進出や消費低迷の影響で売上高が約70億円と5年前から半減、閉店した清水永楽町店の閉鎖に伴う除却損・売却損などから純損益は9億円の赤字となった。事業継続の見通しが立たず、自主再建を断念したとみられる。
静岡市内は県内外のスーパーが相次いで出店するなど県内屈指の激戦区。長引くデフレや消費低迷で業界内の競争は厳しさを増している。
廃業を明らかにした望月巌商店の店舗=16日午前10時半ごろ、静岡市駿河区
このほかの記事
関連記事を取得中...