状況が判明しました。結論から書くと、多くの車種で簡単にロックを破られる可能性大。特にプリウスは超簡単です。具体的に書く。道具は大きなマイナスドライバーまたは金属製のヘラと、80cmほどの硬い針金だけ。写真の位置から窓サッシにドライバーを差し込むと、簡単に針金が入る程度の隙間を作れてしまう。
同じキズがBピラーにも付いている
そこから針金入れドアロックを引っ張るだけ。本日、自分のプリウスのドアとBピラーを確認したら、何と! キッチリとキズが残ってました! 注意してみたら、ドアロックのノブにもキズが付いてる! 盗られた時は私も朝霞署の警察官も確認していなかったのである。聞けば30秒くらいでロックを開けられるそうな。
ロックの回りにひっかき傷が数条
隣にクルマを駐められ”仕事”されようものなら、ほとんど気づかれない。プリウスに標準で付いている盗難防止装置は、こういった作業をされても全く無防備、ということです。本来ならキーが車内に無い状態でロックをハズされることなど無いため、市販の盗難防止装置なら必ずアラーム鳴ったケースである。
ドアの隙間から針金でロック引っ張る
ということで市販状態の日本車の多くは、プロに掛かればドアロックの意味など無いということでございます。わずか30秒でロック解除出来てしまうのだから。皆さんもクルマの中に貴重品を置いたまま出かける行為を絶対しないようにしていただきたい。もちろん車内からトランクだって簡単に開けられる。
車上荒らしの被害上位10車種は1)プリウス。2)ヴォクシー。3)ノア。4)ウィッシュ。5)エスティマ。6)ヴェルファイア。7)ムーヴ。8)ワゴンR。9)タント。10)ハイエース。11)アルファード。12)カローラ。13)クラウンで、なぜかトヨタ車が多い。もしかしたらドア構造やロックの場所などが関係している?
「イモビカッター」と呼ばれるダイアグノシスの差し込み口にセットする電子キーの解除装置を使われれば(こいつはエンジン起動させるまで数分かかるらしい)、無傷でクルマを盗まれるワケ。盗まれないようにするには、後付の強固なガード機能を持つセキュリティが必要。近々バイヤーズガイドをします。
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