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甲子園に“バーチャル藤浪くん”が登場!? 甲子園歴史館の定例報告会が16日、大阪市内で行われ、出席した阪神・南信男球団社長(58)が夢プランを披露。ドラフト1位右腕の藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=の投球を体感できるバーチャルマシンの導入を提言した。
ドラ1右腕と対峙(たいじ)するというファンにとって夢の舞台ができるかもしれない。定例報告会を終えた南社長は「見るだけじゃなく、触ったり、実感してもらうモノもいい。藤浪の球を体感できるようなものもありじゃないか」と153キロ右腕のバーチャルマシンを設置するプランを明かした。イメージは、画面に映し出された投球フォームに合わせてボールが飛び出す、バッティングセンターにある機械だ。
歴史館は10年に甲子園にオープンした。タイガースや高校野球の歴史を彩った用具などが展示されているが、年々入場者数は減少。初年度は15万7000人が来場したが、今年度は約8万3000人となる見込み。同館では2月23日から昨年度の全国高校選手権のダイジェスト映像を放映予定。さらに“藤浪くん”が登場すれば、目標の10万人達成へ起爆剤となる。
この日の藤浪は、新人合同自主トレ第2クール2日目に参加し、ランニングやキャッチボールなどで汗を流した。未来のエースを気遣い、この日は取材対応しないという異例の措置が取られたが、担当の畑山俊二スカウト(48)は「多少の気疲れはあるかもしれないけど、自分のペースでやれていると思う」と太鼓判。藤浪は猛虎復活、“バーチャル藤浪くん”は甲子園歴史館を救うため、ともに切り札になる。
◆甲子園歴史館とは 阪神電鉄が運営する施設で2010年3月に甲子園球場の外野スタンド裏にオープン。08年に閉鎖された「阪神タイガース史料館」に代わる博物館でタイガース、高校野球などのユニホーム、記念品などが展示されている。入場料は高校生以上が500円。4歳から中学生までは300円。トークショーなどの企画も頻繁に行われている。
(2013年1月17日08時58分 スポーツ報知)