スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知>社会

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

アルカイダ系「血判部隊」「血の大隊」…アルジェリア邦人拉致

 アルジェリア南東部イナメナスでプラント建設大手の日揮(本社・横浜市)の日本人駐在員らが国際テロ組織アルカイダ系武装勢力に拘束された事件で、アルジェリア政府は17日、武装勢力への攻撃を開始した。モーリタニアの通信社は、この攻撃で人質35人と武装勢力15人が死亡したと報道。一方、ロイター通信は人質25人が脱出したと報じるなど、情報が錯綜(さくそう)し、日本政府は事態の把握に追われた。

 外国人を襲撃したイスラム系武装勢力は、国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織」(AQMI)の下部団体とみられている。

 AQMIはアルジェリアの過激派にルーツがあるとみられる。アルジェリアでは近年弱体化していたが、リビア内戦で大量に出回った武器を入手して勢力を盛り返したとされ、ここ数年はアルジェリアやマリ、モーリタニアで欧米人の誘拐を重ねている。

 AQMIは別の過激派と共に現在、マリ北部を掌握、南部の暫定政府を存続の危機に追い込むまでに勢力を拡大させた。そこに介入したのが旧宗主国フランスだった。隣国マリに活動の場を移したかに見えた過激派がアルジェリアに舞い戻る形で未曽有の事件を起こすきっかけは、マリに対するフランスの軍事介入だった可能性が濃厚だ。

 今回の犯行グループは、AQMIから分派した「覆面旅団」のさらに下の団体で、「血判部隊」「血の大隊」などと呼ばれ、顔を青いベールで覆っているのが特徴だ。部隊のリーダーはAQMIのベルモフタール元幹部。1980年代のアフガニスタン紛争に参加し、過去10年に北アフリカで起きた外国人誘拐事件への関与も指摘されている。

 フランスの情報機関は「捕獲不可能な男」と名付けており、たばこの密輸にも手を染めていることから「ミスター・マルボロ」とも呼ばれているという。

(2013年1月18日06時03分  スポーツ報知)

この記事をlivedoorクリップに登録 この記事をYahoo!ブックマークに登録 楽天SocialNewsに投稿!
お薦めアイテム

携帯サービス

  • ニュース
  • GIANTS
  • 釣り
  • 競輪
NEWS 読売・報知

国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)

NEWS読売・報知の詳細へ

モバイルGIANTS

巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!

モバイルGIANTSの詳細へ

報知つり速報

翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)

報知つり速報の詳細へ

報知競輪情報

携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)

報知競輪情報の詳細へ

スポーツ報知の出版物 スポーツショップ報知
報知新聞社出版局 スポーツショップ報知