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◆大相撲初場所5日目 ○安美錦(はたき込み)琴奨菊●(17日・両国国技館) 東前頭筆頭・安美錦が、関脇以下の力士としては記録の残る昭和以降で初の3度目の3日連続大関撃破を達成した。琴奨菊をはたき込み、3日目の琴欧洲、4日目の鶴竜に続く大物食いで3勝2敗。衰えを知らない34歳のベテランが新春の土俵を盛り上げる。無傷の5連勝は横綱・日馬富士と平幕の北太樹。1敗で横綱・白鵬、関脇・豪栄道ら8人が並んでいる。
大関を翻弄した。安美錦は、立ち合いで琴奨菊の当たりをしっかり受け止めた。相手ががむしゃらに前に出てきた瞬間、右に体を開いて土俵にはわせた。「集中できているし良かったんじゃないかな」。大仕事にも、いつもの涼しい顔は変わらなかった。
これで3日続けて大関に土を付けた。3度目は、師匠・伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の小結時代の2度を抜き昭和以降で最多。しかも決まり手はいずれも「はたき込み」で、冷静に相手の動きを見ている証拠。どちらが大関か分からない巧者ぶりだ。
“弟弟子”の存在が刺激となっている。昨年秋場所後、日馬富士が横綱に昇進。「部屋に活気が出てきて、それに引っ張られたね」。場所前は横綱審議委員会稽古総見、二所ノ関一門の連合稽古などで、若手に交じり積極的に汗を流した。「今までやってなかっただけ。普通のことだよ」。筋トレにも積極的で、体重154キロは、自己最重量に並んだ。
「三役に戻って3場所合計で33勝以上すること」が目標。安美錦らしい遠回しな表現だが、大関昇進はあきらめていない。「まだ強くなれる気がするんだ」。34歳になっても向上心は尽きない。
巡業部の尾車部長(元大関・琴風)は昨年の部長就任の際、安美錦を巡業中の風紀委員に選んだ。「真っ先に頭の中に名前が浮かんだ。彼ならまじめだし、若い力士の稽古に目を光らせてくれる」と説明した。全力士の鑑(かがみ)となっている“いぶし銀”。上位陣を取り締まった角界の風紀委員が、だらしない大関に代わって場所を盛り上げる。
(2013年1月18日06時02分 スポーツ報知)
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