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◆テニス 全豪オープン第4日(17日、メルボルン・パーク・テニスセンター) 女子シングルス2回戦を行い、大会最年長42歳で世界ランク100位のクルム伊達公子(エステティックTBC)が同90位のシャハー・ピアー(25)=イスラエル=を6―2、7―5で破り、18年ぶりの3回戦に進んだ。1968年のオープン化以降、40代女子の4大大会3回戦進出は79年全米オープンのレニー・リチャーズ(米国)以来、34年ぶりの快挙。世界72位の森田あゆみ(22)=キヤノン=も勝ち、日本女子2人が15年ぶりに2回戦を突破した。
相手のフォアがネットにかかって勝負が決まると、伊達はこの日16回目の「カモ~ン!」を叫んで両手を突き上げた。「4大大会では思うようなプレーができないことが多く、こんな日が来るとは思えなかった」。4大大会では4強入りを果たした96年のウィンブルドン選手権以来、08年の復帰後では初の3回戦進出に喜びを爆発させた。
この日のメルボルンは気温40度に迫る猛暑。ダブルスと合わせ3日連続の試合にコート上の温度は50度近くまで達したが、初戦で全豪女子の最年長勝利記録を達成したアラフォーの星は、試合開始からエンジン全開だった。「粘り強くやりにくい相手」と話していたピアーは世界90位だが、1年前は最高11位まで上がった実力者。伊達は得意の速いテンポのラリー戦に持ち込み、鋭いコースを付くショットで積極的に攻めた。
ブレーク合戦になった第1セットは相手のサービスゲームをすべて破り、2―2から4ゲーム連取で奪った。第2セットは「鉛のように体が重くなった」と失速したが、5―5の第11ゲームで相手サービスを破り、残り2ゲームを連取。「自分でうまく流れを引き寄せて、持ちこたえることができた」と胸を張った。
伊達は「汗が出る方がパフォーマンスは上がりやすい。心拍数が高めの方が動きはいい」と笑った。オフは心拍数を最大200近くまで上げるハードなトレーニングを繰り返し、心肺機能を高めてきた。「タフな試合を乗り越えることが、ギアを上げることにつながる」と過酷な状況を糧に進化を続けてきた。
40代女子の4大大会シングルス成績は、79年の全米オープンで45歳のレニー・リチャーズ(米国)が3回戦に進んだのが最高。男性から女性に性転換したパワフルなリチャーズの記録に並んだ。3回戦では世界56位のヨハノブスキ(セルビア)と対戦。「上に行くほどタフになるので、しっかり準備したい」と伊達。驚異の42歳が、真夏の奇跡で世界を驚かせる。
(2013年1月18日06時02分 スポーツ報知)
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