もりとのスタンダードな日々

Embedded OS開発に携わって数年。
特に興味ありなWindows Embedded OSの話題が主のブログ。

Windows Embedded Standard7 Write Filter API について(1)

2012-03-25 18:11:09 | Windows Embedded技術情報
EWF APIを使用した超シンプルなアプリケーションを書いてみます。

EWF / FBWF API を使用するためには、Windows Embedded Standard 7 開発キットに
含まれるEWFAPI.lib(FBWFの場合はFBWFAPI.lib)をインクルードする必要があります。

まずは、最新のVisual Studioで、上記をインクルードしたプロジェクトを
簡単に生成してみます。

1)Visual Studioを開きます。
2)[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]を選択し、新規プロジェクトを作成します。
3)以下から必要なEWF/FBWFのモジュールを取得します。
 −ヘッダファイル
  C:\Program Files\Windows Embedded Standard 7\EmbeddedSDK\inc\
 −ライブラリファイル
  C:\Program Files\Windows Embedded Standard 7\EmbeddedSDK\lib\
4)作成したVSプロジェクトのソース格納フォルダ(cppファイルがある場所)に、
3)で取得したヘッダファイルとライブラリファイルをコピーします。
5)プロジェクトのプロパティを開き、以下の設定を行います。
 [C/C++]-[コード生成]-[ランタイムライブラリ]に
 Releaseビルド:マルチスレッド
 Debugビルド:マルチスレッド デバッグ
 ※ターゲットの環境にVisual Studio 再配布パッケージがインストールされている場合、
  本手順は必要ありません。
6)プロジェクトのプロパティを開き、以下の設定を行います。
 [リンカ]-[入力]-[追加の依存ファイル]に"ewfapi.lib"を追加します。
7)プロジェクトの[ヘッダファイル]で右クリックし、4)でコピーしたヘッダファイルを
 プロジェクトに追加してください。
8)EWF/FBWF制御の実装を行います。
 各APIの詳細については、以下をご参照ください。
 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ff793904(WinEmbedded.60).aspx
 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ff794513(WinEmbedded.60).aspx
9) ビルドを実行してください。

まぁ、基本的なところなので、書いてて意味無いかと思いましたが。
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
ヘッダファイル マルチスレッド プロパティ ライブラリファイル 依存ファイル コード生成 ランタイムライブラリ
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