新人合同自主トレ初日(11日)には報道陣37社、100人が集結。フジテレビの人気女子アナで“ミタパン”こと三田友梨佳アナ(25)が駆け付けるなど、注目度は抜群。それでも、毎日欠かさず集まったファンにサインを行い、この日も約100人の差し出す色紙などにペンを走らせた。大物ルーキーと騒がれても決して“天狗”にならない。丁寧な対応が、地元スポンサーだけでなく老若男女のハートをわしづかみにしているゆえんだ。
春季キャンプ、開幕と続く大谷のルーキーイヤー。右肩上がりの18歳は日本ハムの『看板』をも背負うはずだ。(中田愛沙美)
★波及効果を期待
球団関係者によると、今回のステージバックボードの広告料金は1社(団体)あたり数万円程度。球場のものは1社「60万円クラス」だという。“大谷効果”でスポンサーがついたことを受けて、「これから1社でも増えてくれれば」(同関係者)と波及効果を期待していた。
佑ちゃんフィーバーで大盛況
2011年ドラフト1位で入団した斎藤佑樹(早大)は、同年1月16日に2軍施設ファイターズタウン(鎌ケ谷スタジアム)で行われた新入団選手歓迎式典に参加。式典前に行われた新人合同自主トレと合わせて、同施設開場以来最多の約1万1000人が来場した。斎藤は、鎌ケ谷市に転入届を出すセレモニーの直後に「入って早々申し訳ないですが、早く(1軍の)北海道に行きたい」とあいさつし、ファンを爆笑させた。上空には千葉県警のヘリコプターが旋回し、斎藤グッズが90分で完売するなど大盛況だった。
(紙面から)