2013.1.18 05:05

超異例待遇!日本ハム・大谷に初スポンサー(2/3ページ)

佑ちゃんフィーバーで大盛況だった2011年の新入団選手歓迎式典 

佑ちゃんフィーバーで大盛況だった2011年の新入団選手歓迎式典 【拡大】

 黄金ルーキーの“株価”はまさに青天井だ。19日に行われる新人7選手の「新入団選手歓迎式典」。ファンへの初のお披露目式に新人イベントでは球団初のスポンサーボードがお目見えすることが判明した。

 野球界のみならず、浮上のきっかけさえ見えない日本経済。起爆剤になるのは、ほかでもない160キロ右腕で二刀流に挑む大谷だ。

 「期待の新人たち。ぜひ参加させてもらいたいと、首都圏の5社(4社と1団体)から(契約について)賛同があった」と球団関係者が明かした。スポンサー料は5社総額で数十万円とはいえ、返す返すもこの景気状況。プロでまだ1球も投げて(打って)いない新人への“先行投資”は極めて異例といえる。

 約1万1000人が詰めかけ、空前の佑ちゃんフィーバーとなった斎藤佑樹投手(24)が入団した11年でもスポンサーはなかった。メジャー志願に始まり、紆余(うよ)曲折を経ながらも日本ハムに入団した異色ルーキーの成せる業。まさに“大谷効果”といえそうだ。

 19日の本番に向けて、大谷も気合十分だ。今年は佑ちゃん以来、2年ぶりに2軍施設のグラウンド上で式典と交流会を開催予定だったが、14日の大雪の影響で屋内練習場に変更された。同会場の収容人員は約1000人で午前9時から販売される入場チケット(500円)はまさにプレミア級!? 即完売となる可能性が高い。

 当日はファンの前でダルビッシュ以来の背番号「11」のユニホーム姿を初お披露目。「はっきりと堂々としていければいいかなと思います」とオーラを見せつける。2年前の斎藤は「入って早々申し訳ないですが、早く(1軍の)北海道に行きたい」と宣言。スタンドを沸かせたが、注目のマイクパフォーマンスについては「笑いをとる感じじゃない。(ムードメーカーのドラフト2位)森本に任せます」と苦笑い。「入団会見とか自分から話すのは得意ではないので、質問をもらってから応える形式がいいです」と“質問攻め”を志願した。会話のキャッチボールができるのも、人気急上昇の秘訣だ。

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