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'13/1/18

基町ポプラ、26日に伐採



 広島市は17日、市民に親しまれてきた中区基町の本川東岸のポプラが枯れたことを確認し、26日に伐採すると決めた。以前に株分けし、育てている苗木を周辺に植樹し、本川護岸のシンボルであるポプラを次代につなぐ。

 市によると、枯死はかびで根が腐って葉が落ちる「白紋羽病(しろもんぱびょう)」が原因。昨夏、葉が枯れ始めたため薬剤を散布して治療したが、回復しなかった。

 高さ約11メートルのポプラは「2代目」。先代は戦後間もなく植えられ、2004年の台風で倒れた。その後、市民グループ「ポップラ・ペアレンツ・クラブ」が先代の根元から生えてきた若木を見守り続けてきた。周りでは映画の野外上映会や結婚式などが催されてきた。

 伐採作業は26日午前8時半から。市と同クラブは9時半以降、現地で木を切り分け、希望者に無料で配る。悪天候の場合は27日に順延する。隆杉さん=電話070(5021)4355。

【写真説明】枯死が確認され、伐採されるポプラ(広島市中区)




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