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首相特使 NATO事務総長と会談
1月17日 8時9分

中国や北朝鮮など東アジアの安全保障環境が厳しさを増すなかで、安倍総理大臣が派遣した特使が16日、ベルギーの首都ブリュッセルにあるNATO=北大西洋条約機構の本部でラスムセン事務総長と会談し、協力関係を深めることで一致しました。

安倍総理大臣の特使としてNATO本部を訪問したのは自民党の河井克行衆議院外務委員長で、16日午後、ラスムセン事務総長と会談し、安倍総理大臣の親書を手渡しました。
親書では、中国や北朝鮮の動向など東アジアの安全保障環境が厳しさを増すなかで、「日本とNATOは基本的な価値観を共有するパートナーであり、戦略的な環境が変化したという認識を共有したい」として、日本とNATOの関係の強化を呼びかけています。
会談後に記者会見した河井委員長は、ラスムセン事務総長が北朝鮮の核問題などを念頭に東アジアの安全保障環境に懸念を示したことを明らかにしたうえで、サイバー攻撃への対応などで「今後の協力関係を深めることで一致した」と述べました。
ラスムセン事務総長は、ことし春にも日本を訪れる方向で調整を進めており、安倍総理大臣としては、日米同盟の強化に加えてNATOとの連携を強化することで中国や北朝鮮をけん制するねらいもあるとみられます。

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