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日揮“想定外”でいらだち…報道と同名社員は現場リーダー

アルジェリア外国人拘束事件

報道陣の質問に答える日揮の遠藤毅広報・IR部長
報道陣の質問に答える日揮の遠藤毅広報・IR部長(中央)
Photo By 共同 

 「情報がない」「本当かどうか分からない」。駐在員が拘束された日揮では遠藤毅広報・IR部長が対応に追われた。

 社内で現地や外務省などに連絡、情報収集に奔走する一方、本社が入る横浜市西区のオフィスビル前で報道陣の取材に応えてきた遠藤部長の表情にも疲労の度合いが色濃い。正確な情報も少なくいら立ちを募らせた。

 アルジャジーラが報じた人質の日本人の声に、横浜本社内ではどよめきが広がることも。遠藤部長によると、報道と同じ名前の社員は建設部所属の木山聡さんで現場リーダーの一人という。「家族からも声が似ていると連絡があった。本人かどうか確認を急いでいる」

 今回の事件について、国際テロ組織が活動するなど不安定な現地の状況を会社として認識し、安全面にも十分気をつけていたと述べながらも「こうした形で(テロ組織と)関わりを持つとは想定外だった」と疲れた表情をのぞかせた。

 事件発生から一夜明けたこの日、不安そうな表情で出社する社員の姿が多く見られた。「何があったのか。とにかく無事でいて」。男性社員(62)は心配そうな表情を浮かべながら同僚を気遣った。

 「現地では細心の注意を払っていたはず。政治的な問題もあると思うが、無事に戻ってきてほしい」と願っていた。

[ 2013年1月18日 06:00 ]

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