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犯人グループ率いるリーダーはいわくつき“密輸男爵”

アルジェリア外国人拘束事件

ベルモフタール元幹部とみられる人物の画像
アルジェリアで日本人らが人質になった事件で、犯人グループを率いるとされるベルモフタール元幹部とみられる人物の画像
Photo By AP

 アルジェリアのウルドカブリア内相によると、犯人グループを率いるとされるのは、最近まで国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織」(AQMI)に所属していたアルジェリア人、モフタール・ベルモフタール元幹部。多くの誘拐事件や密輸に関与したいわく付きの人物として知られる。

 欧米メディアなどによると、元幹部は40代初めで、10代の終わりにアフガニスタンへ渡り、軍事介入したソビエト軍との戦闘に参加。その後、アルジェリアに戻り、イスラム武装組織の創設に加わった。これまでの戦闘で片目を失った。

 一方、砂漠を舞台に多くの誘拐事件や武器やたばこの密輸に関与したとみられており、“密輸男爵”の異名も。欧州の情報機関は元幹部について「拘束不可能だ」と指摘していた。2007年にアルジェリアの複数の税関職員を殺害したとして、欠席裁判で死刑判決を受けたという。

 AQMIは北・西アフリカの砂漠地帯を中心に活動。アルジェリアでは治安部隊による掃討作戦で近年弱体化していたが、2011年のリビア内戦で大量に出回った武器を入手して勢力を盛り返したとされる。

[ 2013年1月18日 06:00 ]

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