［ライフ］自殺者３万人切る　１５年ぶり、前年比９％減　警察庁まとめ（2013.1.17 14:39）

　昨年の自殺者数は２万７７６６人で、１９９７年以来１５年ぶりに３万人を切ったことが１７日、警察庁の統計（速報値）で分かった。前年より２８８５人（９・４％）減少した。年間の自殺者数は、警察庁が統計を取り始めた７８年から９７年までは２万～２万５千人台で推移していたが、９８年に初めて３万人を超え、高止まりの状態が続いていた。

　統計によると、男性が１万９２１６人（１７３９人減）、女性が８５５０人（１１４６人減）。男性の自殺者が２万人を下回ったのも１５年ぶり。

　月別の前年比は３月が４・９％増、２月が０・４％増、１０月が０・１％増となったほかはいずれも減少した。５月は２５・５％、６月は２４・１％の大幅減。人数は３月が最も多く２５８４人、５月が２５１６人、４月が２４３４人だった。

　都道府県別では東京が２７６０人と最多で、大阪が１７２０人、神奈川が１６２４人と続いた。