プレスリリース

中華人民共和国への無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する交換公文署名式

平成21年6月4日
  1. 6月4日(木曜日)(現地時間同日)、北京において、日本側宮本雄二駐中華人民共和国大使と中国側易小準・商務部副部長(Mr. YI Xiaozhun, Vice Minister, Ministry of Commerce)との間で、5億5,600万円を供与限度額とする人材育成支援無償資金協力「人材育成奨学計画」(the Project for Human Resource Development Scholarship)に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 中国とは、地理的にも経済、文化的にも密接な関係にあり、日本にとっても最も重要な国の一つです。東アジア地域の平和と発展のためには、中国が開かれて安定した社会であり続けることが望ましく、日本はそのような観点から、中国の改革・開放政策を支持してきています。専門家派遣、研修員受入、留学生支援等の人造り支援は、同国の経済社会開発を支援するものであると同時に、日本に対する理解を深めるものです。
  3. 本計画は、中国の将来を担う若手行政官等45名を対象に、日本の大学に留学するために必要な学費等を供与するものです。本計画の実施により育成される人材が、将来、市場経済化の促進、法制度整備、環境問題への対応等持続可能な発展の実現に向けた同国が抱える開発課題の解決に貢献するとともに、両国の相互理解、友好関係の構築に寄与することが期待されます。

(参考) 中華人民共和国は、面積約960万平方キロメートル、人口約13億人、人口一人あたりのGNI(国民総所得)は2,380ドル(2007年、世銀)。

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