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東京近郊のプラネタリウム

都内やその近辺のプラネタリウムを、地域ごとに おおよそ人に薦めたい順に載せています。漸次補完していますが、素人なのでコメントはあまりあてになりません。各施設の最新の情報はリンク先を確認してください。掲載範囲の見当は、東京全域と、神奈川・埼玉・千葉・茨城の一部です。

更新日: 2013年01月18日RSS

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先頭の記号は、個人的に「人にオススメしたい度」と「個人的に訪れたい度」を☆→◎→○→△→▲/-(未訪問or未評価)で記したものです。
未見や訪問回数の少ない施設も多いので、感想や評価に客観性はありません。

【とくにお薦めの施設】
◎☆コスモプラネタリウム渋谷(渋谷)
◎☆かわさき宙と緑の科学館(向ヶ丘遊園)
◎☆葛飾区郷土と天文の博物館(お花茶屋)
○☆ユートリヤ・スターガーデン(曳舟・京成曳舟) ※2013年3月閉館

とくにおすすめなのは、訪れやすくオールラウンドな渋谷、最先端機で全篇生解説の川崎、デジタルプラネタリウムを極めつつ解説員が生進行する葛飾、の3館です。

ユートリヤ・スターガーデン(すみだ生涯学習センター・プラネタリウム館、墨田区曳舟)は、解説員のレベルが高く、充実した一般投影を行っており、足を運ぶ価値があります。ところが、2013年3月をもって廃止が決定されました。投影機が耐用年数を超えたとはいえ、非常にもったいない話です。
http://matome.naver.jp/odai/2134892813051535201/

【地域別の施設一覧】
都心から1時間程度で行ける範囲の施設を挙げました(カッコ内は最寄り駅)。

≪都区内≫
◎☆プラネターリアム銀河座(京成立石・青砥)
◎◎なかのZEROプラネタリウム(中野)
○◎荒川区プラネタリウム館(町屋・三河島)
-◎杉並区立科学館(荻窪・井荻・下井草)
○○板橋区立教育科学館(上板橋)
△○世田谷区立教育センター(桜新町・上町)
△△北とぴあプラネタリウム(王子)
△△五反田文化センター(大崎広小路・不動前・五反田)
△○日本科学未来館 ドームシアターガイア(テレコムセンター)
-▲新宿コズミックセンター プラネタリウム(西早稲田・新大久保)
△▲コニカミノルタプラネタリウム“天空”(押上・とうきょうスカイツリー=旧業平橋)
-▲コニカミノルタプラネタリウム“満天”(東池袋・池袋)
▲△タイムドーム明石(築地・新富町)
▲△東京海洋大学海洋工学部(越中島)
-○プラネタリウムBAR(白金台)
-○PLANETARIUM Starry Cafe(羽田空港)
--足立区 ギャラクシティ・こども科学館(西新井)※休止中

≪都下≫
○○多摩六都科学館(花小金井)
-◎東大和市立郷土博物館(東大和市)
-○府中市郷土の森博物館(府中本町・分倍河原・是政)
--サイエンスドーム八王子(八王子・京王八王子)
-△ベネッセ・スター・ドーム(多摩センター)

≪神奈川≫
○○相模原市立博物館(淵野辺)
-◎平塚市博物館(平塚)
--はまぎん こども宇宙科学館(洋光台)
△○藤沢市湘南台文化センターこども館 宇宙劇場(湘南台)
--海老名スタードーム(海老名)
▲▲神奈川工科大学厚木市子ども科学館(本厚木)
--伊勢原市立子ども科学館(伊勢原)

≪埼玉≫
○◎さいたま市宇宙劇場(大宮)
-○久喜総合文化会館(久喜)
○△さいたま市青少年宇宙科学館(浦和・北浦和・東浦和・浦和美園)
-○川口市立科学館(西川口・川口・鳩ヶ谷)
--北本市文化センター(北本)

≪千葉≫
○○千葉市科学館(葭川公園・千葉中央・千葉)
-◎白井市文化センター(白井)
-○松戸市民会館(松戸)
--船橋市総合教育センター プラネタリウム館(東船橋・船橋)
--市川市少年自然の家(松飛台・本八幡・市川大野)
--八千代市少年自然の家(勝田台)
--柏プラネタリウム(柏)

≪茨城≫
-○つくばエキスポセンター(つくば)

≪出張投影≫
-◎東京モバイルプラネタリウム(星空の宅配便)
○◎天窓工房(星空の宅配便)
--横浜モバイルプラネタリウム

≪時期限定≫

SPACEBALL(スペースボール)
http://spaceball.jp/
日程:2012年12月15日(土)〜2013年1月27日(日)
※有用な参考情報
観測所雑記帳: 「SPACE BALL」を見てきました
http://sao.seesaa.net/article/310592538.html

スター・クルーズ・プラネタリウム
http://www.roppongihills.com/art/macg/events/2012/11/macg_starcruise.html
2012年11月23日(金・祝)~ 2013年2月11日(月・祝)

(2013.1.15)

【お薦めの解説員】
オート番組(自動上映)はいつ観ても同じなので、生解説のある施設がお薦めです。
複数の解説員が在籍する施設では、もし気に入らなくとも1回だけで判断しないほうがよさそうです。
好みの解説員さんを見つけると、楽しみが増えます。

☆コスモプラネタリウム渋谷
 むらまつさん: 明朗快活・融通無碍・円転滑脱・変幻自在・縦横無尽な解説です。心が浮きたってきて、すぐにでも実際の星空を観にいきたくなります。
 ながたさん: あたたかくて深みのある、つつみこむような語り口です。心が落ちつきます。
☆かわさき宙と緑の科学館(川崎市青少年科学館)
 くにしさん: やわらかな語り口から、きわだった技量と豊かな経験を感じさせます。全篇生解説の真髄を楽しめることでしょう。
☆葛飾区郷土と天文の博物館
 あらいさん: シャープで力強い語り口です。随所に懐の深さを感じます。
◎プラネターリアム銀河座
 かすがさん: とにかく独特の雰囲気が醸しだされます。
◎なかのZEROプラネタリウム
 だいらくさん: お話しぶりがカッコいいのです。

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・まとめのまとめ(草稿、順不同)

≪年間パスポート・フリーパスのある施設≫

川崎:一般用1000円、高校生・大学生・65歳以上500円。2013年3月31日まで発行。※小中学生は無料)
未来館:個人新規1200円、ファミリー(家族全員)新規2400円。※1投影ごと。事前予約あり:個人5000円、家族4人まで10000円。
川口:高校生以上1600円、中学生以下800円。
葛飾:高校生以上2000円、中学生以下700円。※土曜日は小学生無料
つくば:おとな2000円、4歳~高校生1000円
千葉:大人3000円、高校生2000円、小・中学生1000円。※1日1投影のみ。

≪安価な施設(おとな料金)≫

無料:荒川、杉並、海老名
52円:松戸
150円:市川(市外は310円)、八千代台(市外は300円)
200円:中野、東大和、平塚、厚木

≪投影パターン≫

★18時以降の夜間投影あり
生解説あり:千葉(週7回19時)、渋谷(週6日19時)、大宮(週6日18時、月1回19時半)
オートのみ:押上(18,19,20,21時)、池袋(18,19,20時)、中央(週6日18時)

★平日の複数回投影
生解説あり:千葉、渋谷、大宮、葛飾(学習投映含む)、板橋(週3回)
オートのみ:池袋、押上、未来館、中央

★月曜投影
千葉(月1回休)、大宮(水曜休)、未来館(火曜休)、池袋(不定休)、押上(不定休)

◇土日のみ
※多数

▽不定期、月4回以下
柏(月4回)、荒川(第2,4土曜)、銀河座(第2,4土曜・予約制)、北とぴあ(月2回)、杉並(月1~2回)、……


≪生解説について≫
※昨今のプラネタリウムは、生解説+オート番組の組み合わせが多くなっていますが、
完全生解説または完全オートの施設もあります。

★全投影が全篇生解説(週2日~)
川崎(週6日)、久喜(週5日)、板橋(週5日)、中野(土日祝)、五反田(土日祝)
葛飾(生進行で週6日)

★全篇生解説投影あり(週2日~)
大宮(週6日)、相模原(週6日)、多摩六都(週6回)、千葉(週3~4日)、浦和(土日祝)

★全篇生解説投影あり(月1回~)
墨田、世田谷、……

◇生解説とオート番組の併存
※多数

▲生解説なし(フルオート)
未来館、池袋、押上、中央
厚木(例外あり)


≪光学投影機≫
※総合的な性能は、補助投影機やデジタルとの組み合わせや導入時期の違いなどによって千差万別です。

★ケイロン2(五藤)
多摩六都(2012)

★ケイロン(五藤)
世田谷(2010)、浦和、千葉、藤沢

★メガスター3(大平)
川崎(2012)

★メガスター2(大平)
未来館、厚木

★インフィニウム(コニカミノルタ)
渋谷(2010)、八王子(2008)、葛飾(2007)、つくば(2006)、大宮
押上(2012)、池袋(2007,2011)

★その他 五藤光学
墨田、中野、荒川、杉並、板橋、北とぴあ、五反田、新宿、海洋大、東大和、府中、相模原、平塚、洋光台、伊勢原

★その他 コニカミノルタ

★その他 大平技研
白金台、羽田

★ペンタックス
銀河座

(2013.1.17)

☆コスモプラネタリウム渋谷 supported by Tokyu Corporation(渋谷)

「2010年11月にオープンしたプラネタリウム館です。美しいCG番組映像と来館者に合わせた星空解説が自慢です。」(永田美絵・廣瀬匠『ときめく星空図鑑』山と渓谷社 http://tinyurl.com/ajzktsn

火曜日~金曜日は1日4回、土日祝は1日6回の投影があり、最終は19時開始です。
毎日夜間に投影を行っている施設は池袋や押上にもありますが、生解説の体制があるのは、渋谷が都内唯一です。
渋谷駅西口から5分ちょっとという立地条件のよさとも相まって、万人向けの施設になっています。
子ども向けに特化した番組はなく、すべて大人向け番組に星空解説を組み合わせたスタイルです。

新しい館にしては めずらしく暗めの星空で、天の川が判然としないこともありますが、以下のようなポリシーがあるそうです。
「肉眼で見る山奥の星空に近づけることにこだわった。実際の空で星や星座を見つけるためにプラネタリウムがあり、『本物の星空を超えたら意味がない』」(村松修主任解説員、東京新聞2012/10/26付朝刊11面)

東急文化会館(現ヒカリエ)にあった天文博物館五島プラネタリウムの天文資料を引きついでおり、44年間動いていたカールツァイスの投影機も別フロア(2階)に展示保存されています。
http://www.f-space.jp/bokin/

解説員のうち3人は、五島プラネタリウムでも解説員を務めていました。

“渋谷のプラネタリウム”に求められるのは、言うまでもなく生解説の醍醐味を味わえる投影ですが、不思議なことに生解説がない状況からスタートしました。
現在は、少しずつ生解説の時間が増えてきているものの、願わくは近いうちに全篇生解説投影を入れていただきたいものです(リピーターに優しい料金制度があると喜ばしいところですが…)。
ただ、チケットのもぎりから電話応対から投影の立ち会いから何から何まで解説員が行っている現状では、それを実現することは はた目にも無理がありすぎます。
桑原区長さんがご高配くださるのを心から願うばかりです。


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解説:オート+生(基本)
休館日:月曜(祝日の場合は火曜休館)、年末年始。
料金:一般 600円、小中学生 300円
投影機:コニカミノルタ ジェミニスターⅢ Sタイプ(光学式:インフィニウムS + 全天CGシステム:スカイマックスDSⅡ-R2)
17mドーム 水平型 120席

(2013.1.17)

オート番組は4種類で、時おり入れ替わります。
基本的には10~20分程度の星空解説との組み合わせで、全50分間です。

50分間には、入場完了~前説が含まれます。
時間に遅れる人がいると星空解説が短くなることがあるようなので、投影開始時間には着席しているようにしましょう。

解説が前半に入る番組は、渋谷の街並みでの日の入りから始まります。星空解説をたくさん聴きたい場合は後半に入る番組を選ぶとよいでしょう。薄明の空に解説員が浮かぶ姿も見られます。


★投影中の番組(2013/01/12(土)~)
・宇宙 未知への大紀行 … オート+生解説(日没省略)20分ちょっと ※新番組、自館共同制作
・EM Eye 第三の目 invisible2 … オート+生解説(日没省略)20分程度
・シンフォニー・オブ・ユニバース第1番 … 生解説進行、途中で星空解説(日没日出省略)10分程度
・GOODNIGHT GOLDILOCKS … 生解説(日出省略)20分程度+オート
・宇宙の謎に挑む … 生解説(日出省略)15分程度+オート
・ETERNAL RETURN -いのちを継ぐもの- … 生解説(日出省略)5~10分弱+オート

※星空解説の長さ … 宇宙~未知 ≧ EE > GG > 宇宙の謎 > シンフォニー(ただし生進行) > ER


解説員さん(☆…とくにオススメ)
Sさん かっちりとした解説。抜群の安定感。
Sさん クールで よどみのない解説。最若手ながら、とちる率は一番低い印象。
Nさん☆ドーム内があたたかい雰囲気につつまれる、懐の深い解説。
Nさん 意外な小ネタが仕込まれるのが特徴。小芝居には思わずイラっとさせられることも(笑)
Mさん☆聴いているとワクワクしてくる。

解説陣5名それぞれが独自路線の解説です。
著名な解説員さんが多いので、古くからのプラネタリウムファンからも斯界からも一刻も早い全篇生解説番組の登場が切望されています。

(2013.1.17)

2010年11月21日 TOKYO MX(公式)

> 今からおよそ50年前に東急文化会館の8階に開業した五島プラネタリウムで当時27年間解説員を務めた村松修さんが再び解説員として復帰します。村松さんは「私たちは宇宙の中に暮らしているんだというイメージを持っていただくと、ちょっと人生も変わってくるんじゃないか」と話します

☆かわさき宙と緑の科学館(川崎市青少年科学館)(向ヶ丘遊園)

2012年4月28日リニューアルオープンしました。
最新鋭機による全篇生解説投影を観ることができます。

「MEGASTAR-Ⅲ FUSION」による夏の天の川は、まるで天体写真のようです。
ギラギラ輝く金星は、まるでドームに発光体が埋めこまれているように見えます。

屋上の天体観測スペース「アストロテラス」には、天体望遠鏡3台と太陽望遠鏡が設置されています。
晴天の開館日には、1日2回 決まった時間に開放されるので、太陽のほかに、昼間でも見える月や明るい星が観られます。投影の前後に参加すると より楽しめるでしょう。
http://www.nature-kawasaki.jp/experience/astro.html
土曜夜(月2~3回、晴天時のみ)の無料観望会は、プラネタリウムで簡単な星空解説が行われたあとアストロテラスに上がります。
http://www.nature-kawasaki.jp/class/tenmon/staryuube2012.html

リニューアルまもないため、土日祝日や学校が長期休みの期間は満席が続出しますが、悪天候の日は比較的すいています(2012年9月現在)。
科学館への入館は無料なので、投影が満席で観られなくても展示の見学やアストロテラスでの観望は可能です。
入口横には1980年から使われていた五藤光学の投影機GM-II-16-Tが動態展示されており、実際にレバーを操作していくつかの動作を体験することができます。

解説:生
毎週月曜日(祝祭日の場合は開館、翌火曜日は休館)、祝祭日の翌日(土日の場合は開館)
料金:一般400円、高校生・大学生・65才以上200円、中学生以下無料。2013年3月末まで年間パスポート発行。
投影機:大平技研MEGASTAR-Ⅲ FUSION
18mドーム 同心円 202席

(2012.9.24)

45分間の全篇生解説投影。
土・日・祝日・春夏冬休み中は1日4回(初回は子ども向け)、平日は15時のみ一般投影があります。
河原郁夫氏(1930年生)の担当回とベビー&キッズアワーが月1回ずつ追加されます。

番組内容は毎月変わります。

2013年3月末まで、開館記念の年間パスポートが大人1000円、高校生と65歳以上は500円で購入できます。
投影を3回みるだけで元が取れます。
(小中学生は完全に無料です。)

解説員さん(☆…とくにオススメ)
Oさん 飾り気のない親しみやすい語り口。天体や天文事象の細かい知識が随所に入ってくる。
Kさん 文字どおり、ゆうゆうと星空を散歩するような解説。日本プラネタリウム界の最長老。
Kさん☆おだやかな語り口で、きわだった技量と豊富な経験を感じさせる解説。
Sさん えらく腰の低い解説。まったく気どりがない。
Yさん やわらかい雰囲気で、とくに子ども向け投影に力を発揮する。一般向けの解説も進境著しい。
Yさん たまに登場する、指導主事の先生。Kさんをお手本とする解説。

実地の天体観測を踏まえた話題や、観望会での活躍を見越した陣容と思われます。
質問することで真価を発揮する解説員さんも多いので、もっとがっつく子どもが増えると楽しそうです。

(2013.1.17)

☆葛飾区郷土と天文の博物館(お花茶屋)

投映プログラムには、気鋭の職員による自館制作の番組が並んでいます。
デジタル機能を駆使した番組ばかりで、解説員による生進行で上映され、光学式投映機を使った星空解説の時間もあります。
新しい番組が頻繁に投入されており、過去の番組のアンコール企画も随時行われるので、目が離せません。

週5~6日、1日4本(土曜は5本)投映があります。
平日は最終の16時を除いて学習投映時間ですが、見学可能な場合があるようです。

毎週金曜・土曜の夜には観察会「かつしか星空散歩」があり、たくさんのボランティアが携わっています。
入館料だけで参加可能です。
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/volunteer/tenmon/hoshizora/


解説:生進行
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、第2・4火曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始
料金:大人450円(100+350)、小中学生150円(50+100)、幼児50円(0+50)。入館料とプラネタリウム観覧料が別々、年間パスポートあり。
投影機:コニカミノルタジェミニスター3 Katsushika(インフィニウムβ+スカイマックスDS2-R2)
18mドーム 15度傾斜 172席

(2012.9.11)

解説員さん(☆…とくにオススメ)
Aさん☆重厚な声の響きで、骨太かつ遊びごころのある解説。時おり繰りだされるオヤジギャグに要注意。
Iさん 「コンソールにいても隣で指差しながらお話ししてくれているような感じ」(秋波蝙蝠さん)。登板機会は少なめ。
Oさん (未見、登板機会は僅少。)
Kさん おだやかな雰囲気の解説。
Yさん☆最若手ながら相当に洗練された語り口が魅力。なぜか「星空」「お座席」といった一部の語彙が早口になる。

(2012.01.17)

ユートリヤ・スターガーデン(すみだ生涯学習センター・プラネタリウム館)(曳舟・京成曳舟)

※※2013年3月をもって廃止が決定されました※※


解説員のレベルが高く、心地のいい投影が観られるので、近隣にあれば足繁く通いたいプラネタリウムです。

ところが、墨田区が この施設の廃止を検討していることが判りました。
理由としては、投影機の耐用年数が超過したこと(といっても17年、五藤光学のヘリオスってそんなに脆いのか…)と、押上のスカイツリータウン・ソラマチに『コニカミノルタプラネタリウム天空』(以下、天空)ができたこと、以上の2点が挙げられているようです。

しかしながら、ひとことで「プラネタリウム」といっても、オート番組を上映する娯楽施設としてできた天空と、教育施設を兼ねるスターガーデンを、同種の施設として扱うのは無理があります。

スターガーデンは、外部業者に委託せず、自前の高いレベルの解説員が番組を制作し、日々の投影を手ずから生解説で行っています。
施設の壁一面に張りだされている「星空質問コーナー」の回答も充実しており、一目で解説員の熱意が感じられます。
区議会の議事録を見ると、現地に足を運ばずに質問を行ったと思しきものが多く、残念なことです。

単に星座の話を話すだけにとどまらない、優れた識見を持つ解説員は、そう簡単に集まったり育ったりするものではありません。
17年の歴史を重ねて今に至ったスターガーデンは、まぎれもなく墨田区にとっての貴重な財産であり、これを安易に捨て去ってしまうのは非常にもったいないことと思われます。

教育施設としての役割については、小学生の学習投影の一部を天空に引き受けてもらう方向のようですが、スターガーデンは墨田区だけではなく江戸川区・江東区・台東区の学習投影も引き受けており、そのあたりが考慮されていないという話もあるようです。(未確認)

肝心の投影内容についても、現在は、ノウハウを持った解説員によって おそらく相当しっかりつくられていると推測されます。
一方、天空では光学式の投影機は恒星しか映せないようで、ほかの部分を全てプロジェクターに頼る形になっていることもあり、充実した投映内容を望むのは難しいと予想されます。
(※天空に導入されているプラネタリウム投影機は、簡略化されており、「プラネタリウム館」として「最新」ではありますが「最新鋭」とは言えません。同じく2012年に導入された川崎や多摩六都のような最新鋭・最先端プラネタリウムとは次元が異なります。)

さらには、身近な解説員が質問に懇切丁寧に答えてくれる環境がもたらす、子どもたちへの学習効果も十分に考慮する必要があるでしょう。

なんとか存続してほしいところです。

http://matome.naver.jp/odai/2134892813051535201/

(2012.10.21)

【都区内】

プラネターリアム銀河座(立石・青砥)

予約制、月2回投影。800円。
1時間ほどの投影で、解説は2名体制です。ほとんどに春日了館長(真宗大谷派證願寺住職)が登場します。

強烈な個性と独自の魅力を持つこの施設を体験するには、予約して足を運ぶしかありません。
2012年の後半から予約が殺到しており、現在は2ヶ月前から予約を受け付けています(2013年3月分は予約開始から数時間で満席になりました)。
キャンセル待ちが毎回出るようなので、満席でも問い合わせてみるとよいでしょう。

日によって雰囲気の善し悪しが大きく変わることがあります。少人数なので やむを得ないでしょう。

光学投影機は世界唯一のペンタックス製で、首都圏ではあまりみられなくなったツァイス型の二球式です。

投影機:ペンタックス コスモスター0号機+TriView2000
8mドーム22席

(2013.1.16)

なかのZEROプラネタリウム(中野)

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演歌とかプラネタリウムとか。



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