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キャバクラを政治活動費で計上 自民・今村議員団体 | ||
昨夏の衆院選に佐賀2区から出馬、落選し、比例で復活当選した自民党の今村雅弘衆院議員(比例九州)の政治資金管理団体「鉄輪21・政策研究会」が昨年、キャバクラ代金を政治活動費として支出していたことが2009年分の政治資金収支報告書で分かった。同団体は昨秋、06~08年も同様の支出があったことが判明。不適切な支出が繰り返され、今村事務所は「大変恥ずかしく猛省している。すぐに返金する」と話している。
報告書と今村事務所によると、同団体は昨年3月25日、東京都内で開いた政治資金パーティー経費の中で、JR新橋駅近くのキャバクラで使った約5万2千円を政治活動費の「飲食代」として支出。秘書2人が東京の後援会関係者数人と2次会で使った。今村議員は同席していなかった。
同事務所は昨秋の問題発覚後、キャバクラのような店に行かないよう指導。会計責任者の政策秘書は「一緒に行った秘書にキャバクラとの認識がなく、『普通の店だった』と答えたためそのまま計上した。チェックが甘かった」と話し、6日に同団体に返金手続きし、同様の店に行くことを禁止するという。
同団体は08年までの3年間で、東京・歌舞伎町のキャバクラ代約12万円(2回分)や手品をするバーの飲食代などを「組織活動費」で支出。昨年11月、秘書が同団体に寄付する形で、「不適切」と認めた67万円を返金している。 |
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2010年12月05日更新 |